治験を受けると副作用が出る可能性がある?!副作用を理解して治験を受けた方がいいかも?!
未承認薬を服用することでお金(協力費)をもらう事ができる治験を受けてみようと考えている人もいると思いますが、治験では薬を飲むので、副作用が出てしまうことがあります。
私は、治験を受けた際に食欲が低下したことがあり、実際に治験での副作用を体験しています。
だから、治験には副作用があることを理解して受けることをおすすめします。
○治験で副作用が出ることはある?!
治験で副作用が出ることはあり、副作用が全く見つからないことの方が少ないと思っていいでしょう。
市販されている薬の説明書を見ても、副作用が書かれていない薬ありません。
健康に良さそうな漢方薬であっても副作用はあるのです。
つまり、薬には多少の副作用があるものであり、治験で薬を飲んで副作用が出ても、不思議な事ではないのです。
また、治験の場合は、処方量を決めるために薬を服用することがあり、これから市販される薬よりも処方量が多く、副作用が出やすくなることがあります。
治験では、人体がどれほどの濃さの薬に耐えられるか知っておくことで、薬の安全性をあげるために処方量よりも多い薬を飲むのは普通なのです。
私が受けた治験の中には、前段階の治験で他の被験者が100mg飲んでいましたが、私が受ける時には5mg前後の常用で大丈夫と判断された薬があります。
治験では、副作用がでるほどの薬が処方されることがあるので、副作用は絶対にないと思わない方が良いです。
副作用はある物と思って治験を受けた方が、しっかりした心構えで治験に臨むことができます。
○死ぬほど危険な副作用が出ることはない?!
治験を受けて副作用が出てしまうことはありますが、副作用で被験者が死んでしまうことは起きないと考えて良いでしょう。
まず、被験者が死んでしまう可能性がある薬は販売もできませんし、危険な副作用がないか、前もってしっかり実験されています。
薬の効果や副作用については、マウスの実験である程度把握しているので、致死量近くまで飲ませることはありません。
ただ、小さな副作用が起きることはあり、食欲不振や眠気、胃腸症状など起きることはあります。
命に危険をきたすほどの、副作用が起きる可能性は、基本、ありませんが、危険な副作用は起きないと思っても良いでしょう。
治験を受けると軽い副作用が出る可能性があることを覚えておきましょう。
○治験で危険な副作用が起きてもすぐに対応できる!
治験で危険な副作用が起きるということは、基本的に無いのですが、危険な副作用が起きてもすぐに対応できるようになっています。
まず、被験者のベッドには、ナースコールがついており、体調が急に変化した時には対応できるようになっています。
また、何かが起きた時のために、治験は病院に入所しながら行うことになります。
治験は、常に看護師と医師がいる病院で薬を服用することになりますので、重篤な副作用が起きたとしても、すぐに対応することができるので、死ぬことはありません。
そもそも、死ぬような副作用のある薬が、治験の段階になる可能性が無いからです。
ちなみに、入所して行うのは、食事の管理や、検査回数の多さ、不正防止などの目的もあり、被験者の安全確保のためだけではありません。
○副作用が起きても途中辞退はしないようにしよう。
治験で最も迷惑がかかるのが、途中で辞退をしてしまうことなので、薬の副作用が出たからといって、途中で辞退する事はなるべくやめましょう。
治験はボランティアによる物なので、途中で辞退をしたいといえば、看護師は止めることができませんが、少しの副作用で辞退する可能性があるなら、最初から治験は受けない方が良いでしょう。
軽い副作用が起きたとしても、辞退する気はないという人が、治験を受けることをおすすめします。
強い服用が出ることは稀ですが、軽い副作用が出てしまうことがあることは、治験に参加するのであれば覚悟しておくことが大切なのですね。
もちろん、全員に副作用が出るというわけではなく、薬に強い反応を示す人もいれば、同じ薬でも全く副作用が出なかったという人もいます。
また、比較のために効果のない薬(プラセボ薬)を服用する場合もあり、プラセボ薬なら基本的に副作用は出ません。
稀に、本物の薬だと思うことによって、プラセボ薬で副作用があることがありますが、薬ではなく精神的な影響によるものになります。
だから、治験を受けたいと考えている人は副作用がある可能性も理解して、受けることをおすすめします。