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長期の治験になると実施することが多い蓄尿検査って一体なに?治験を受ける前に蓄尿検査を知っておこう!

   

蓄尿
治験は、ボランティアで集まった人に薬を投薬して、薬の効果や副作用などの調べる試験であり、いろいろの検査を行います。

治験で行われる検査といえば、採血、血圧、心電図、体温、尿検査が有名ですが、長期の治験では蓄尿検査が行われることがあります。

長期の治験が受けたという人は、蓄尿検査について知っておくことがおすすめします。

 

○蓄尿検査って一体なに?

あまり耳にすることがないと思いますが、蓄尿検査は、一定時間の尿をとりためて行う検査のことで、決められた時間の尿をすべてためておきます。

通常の尿検査では、出始めの尿と終盤の尿を捨てた中間尿の提出を求められますが、蓄尿検査は、排出されるすべて尿をためておく検査になります。

24時間蓄尿検査なら、朝の8時に蓄尿を始めたら、明日の朝の8時まですべての尿をため続けることになります。

 

蓄尿検査は、短期の治験では行われないようですが、長期の治験では蓄尿検査を行われる場合があり、1日中、尿をため続けないといけません。

また、蓄尿検査は1日だけで終わるものではなく、長期の治験では数日間に渡って行われることになります。

私が経験した治験では、入所期間の10日のうち8日間の蓄尿を行いました。

 

長期の治験を受けようと思っている場合には、蓄尿検査があることを覚悟しておきましょう。

 

○蓄尿検査は辛いの?

蓄尿検査はトイレに行く時に尿をビンにためるだけなので、採血のように痛み思いをする必要性が一切なく、それほど辛いものではありません。

しかし、トイレに行くたびに看護師に話しかける必要性があるので、少し面倒に感じることはあるかもしれません。

尿をビンに溜めて提出することに抵抗がなければ、気にすることはなく、ずっと尿検査を行っていると思えば良いです。

 

また、トイレには自由にいけるのでトイレを我慢するように言われることはありません、蓄尿には時間の区切りがあるので、トイレをしたばかりでも呼ばれることはあります。

蓄尿検査では、1日のすべての尿を提出するので、大便の時に出る少しの尿も提出するように言われ、ビンを渡されます。

深夜に起きてトイレに行く時も蓄尿は必要になります、看護師は施設内にいるので、深夜はトイレに行けないということはありません。

蓄尿検査は辛くはありませんが、すこし面倒な検査と言えるでしょう。

 

蓄尿検査では、排出された尿量を測る必要性があるので、トイレの近くで看護師に待っていますが、大便の時は配慮して再度、呼ぶように言われると思います。

大便に行くのが恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、大便に行きたくなった時にも恥ずかしがらずに、看護師を呼ぶようにしましょう。

 

○蓄尿検査を行う理由

長期の治験で蓄尿検査を行う理由は、1日の間に排出される尿の成分を正確に調べるためで、新薬の検査で行われることが多いです。

新薬は、今までに投与されたことが無い成分を人体に投与することになりますので、細かな検査が必要となり、蓄尿検査を行うのです。

ジェリック医薬品(後発薬)だと、ある程度のデータは、前もって取れていますので蓄尿をしなくても予想ができます。

 

また、新薬は安全上の観点から長期の治験となることが多く、ジェネリック医薬品は先発薬と同等の効果があるか検査するものなので、短期の治験になりやすいです。

そのため、長期の治験ほど蓄尿検査が多くなっているのです。

長期の治験を受けてみようと思っている人は、蓄尿検査があることを理解してから受けることをおすすめします。

 

○抵抗がある人は短期の治験にしよう

治験を受ける場合には、必ず尿検査がありますので、蓄尿検査に抵抗がある人は少ないとは思いますが、1日中ずっと尿をとり続けるのが嫌だと言う人は、短期の治験を受けることをおすすめします。

また、長期の治験であっても蓄尿を行い場合もありますので、蓄尿がない長期の治験を探してみるのも良いかもしれません。

 

長期の治験を受けたい人は、蓄尿があることをしっておきましょう。

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