人間の性格は遺伝子と関係がある!?遺伝的に優しい人やユーモアがある人は存在する?!
人間の細胞の中には、遺伝子(DNA)が存在しており、人間は遺伝子を元に作られている生き物になります。
この遺伝子は、人間の行動の部分にも影響を与えるとされ、性格にも遺伝子が関係があるといわれています。
もしかすると、生まれる時からどのような性格になるかある程度決まっているのかもしれませんね。
○人間の性格は環境要因と遺伝要因の二つに要因の組み合わせにで決まる?!
人間の性格は、環境によって決まるといわれることが多いですが、環境だけでなく遺伝的な要因もあるとされています。
双子は、二卵性双生児よりも一卵性双生児の方が共通の行動を取りやすいとされており、遺伝子が同じ一卵性双生児は、テレパシーで繋がっているかのような行動をとることもあります。
しかし、二卵性双生児は一卵性双生児に比べて同じような行動をとることが少なくなります。
これは遺伝子が性格に影響をしているためと考えており、人間の性格は遺伝によってある程度決まってしまっています。
兄弟で同じように育てはずなのに、全く性格が違うことがありますが、これも遺伝子の違いにより、性格に差が出ているためかもしれません。
また、性格には環境要因もありますので、遺伝子ですべての性格が決まっているわけではありません。
遺伝的な要因もありますが、人間の性格には、環境要因が非常に大切であり、親の育て方によってわがままな子どもになったり、優柔不断な子どもになったりすることがあります。
子どもの性格の形成には、親の愛情が非常に大切なので、しっかり良い影響を与えてあげるようにしましょう。
○血液型と性格は関係がありません。
日本人は、血液型診断が非常に好きで、A型の人は、キレイ好きで几帳面で真面目だといわれることが多いです。
ちなみに、私はA型ですが、部屋は普通で几帳面ではなく性格診断からしたら、A型には見られないことでしょう。
遺伝子と血液型は関係がありますが、血液型と性格に関しては関係が無いとされています。
人間の血液型のABOを司る遺伝子は、人間の遺伝情報のほんの一部であり、1%にも満たない遺伝子になります。
もし、脳や神経の構造を司る遺伝子なら性格に影響があってもおかしくないのですが、血液に影響がある遺伝子が神経や脳にまで、影響を与えるとは考えにくいのです。
さらに、現在では4つの血液型で分類されることが多いですが、人間の血液を細かく分けると同じ血液型を持った人はいないといわれており、私たちは一部の血液を見ているに過ぎないのです。
血液型診断が嫌いという人も多いので、血液型で性格を判断するのはあまりおすすめしません。
血液型診断をするのはまだいいですが、血液型で性格を決めつけるのは失礼になります。
特に海外の方がいる場合には、血液型で性格を判断するのは控えましょう。
海外の方は血液型を知らない人もいるので、話についていけなかったり、差別されているように感じることがあります。
○生まれつき優しい人やユーモアある人はいるの?
人間の性格は、遺伝子の影響を受けることはわかっており、遺伝的に優しくなりやすい人やユーモアのある性格になりやすい人はいるでしょう。
しかし、性格になりやすいだけであり、絶対に優しい性格になるというわけではありません。
生真面目な性格になりやすい遺伝子を持っていても、環境によってはユーモアのある人になれるということですね。
自分の性格が嫌だと思えば、途中からでも性格を変更することは可能であり、遺伝子は性格を決定づけるものではありません。
性格を決定づけているのは自分なので、性格を変えたいと考えている方は自分で新しい性格を作ると良いでしょう。
海外旅行にいって性格が変わったという人もおり、環境を大きく変えて性格を変えることも可能です。
人間の性格には長所と短所がありますので、短所を削って長所をできるだけ伸ばすようにしましょう!
自分の性格を客観的に判断し、うまく活用することで、生活を向上させることができるはずです。