マイナス金利になるとどうなるの?預けたお金がどんどん減っていくマイナス金利!
2016/02/27
皆さんはマイナス金利という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
金利という言葉を聞いたことがあるという人はいると思いますが、マイナス金利という言葉を聞いたことはないという人もいると思います。
私たちが銀行にお金を預けた時には金利よって少しずつお金が増えていきますが、マイナス金利になるとお金がどんどん減っていくことになります。
マイナス金利がどういったものか知りましょう!
○預けると減る?!マイナス金利!
通常の金利は、プラスの金利で、例えば月に5%の金利であれば100万あずれば1ヶ月後には105万円のお金が溜まっていくことになります。
これが、マイナス金利になり月-5%だとすると、100万円預けると毎月5万円のお金が減ることになりいつのまにか95万円の所持になってしまいます。
つまりマイナス金利とは、お金を預けた側がお金を失う金利のことであり、普通ではありえない仕組みになります。
これでは預ければ預けるほどお金を失うことがなりますので、お金を手元に残そうとします。
通常であれば預ける方が損をすることはあり得ないことですが、世の中にお金を回すためにマイナス金利を行う国は存在するのです。
○個人が銀行からマイナス金利を突きつけることはない!
マイナス金利は、国の政策として行われることがありますが、個人が銀行からマイナス金利でお金を貸してもらうことはありません。
もし、そんなことになったら誰も銀行にお金を預けるようなことはしなくなります。多くの人がお金を預けず家に金庫を買うことでしょう。
そのため、マイナス金利はあくまで、国(日本では日本銀行)と銀行との取引に使われる金利であり、私たちが預けたお金から金利が取られることはありません。
しかし、銀行としては今まで国にお金を預けて儲けていた金利が無くなってしまうので、手元に現金を置こうとします。
銀行だけの取引なら意味がないと思う人もいるかもしれませんが、私たち個人もマイナス金利による影響があるのです。
○マイナス金利になるとお金を大量に借りられる?!
マイナス金利になると国に預けたお金を回収してその分、人に預けてお金を儲けようとします。
お金を国から回収しても銀行に大量のお金があるだけで、銀行には意味がありまえせんので、人にお金を預けて儲けてようとします。
そうなると、銀行は市民にお金を貸そうとして、金利を下げて借りやすい状況にして、今まで以上に借りることができるお金を多くするのです。
そのため、今までであれば500万しか銀行から借りることができなかった人が1000万を借りることができるようになったり、金利が下がってお金が借りやすくなったりします。
このように政府がマイナス金利を行うと銀行から借りる条件が非常に緩くなり、一般市民は借金をしやすい状況になります。
借金をすること自体はあまり良い事とは言えないかもしれませんが、払う金利が減ることは国民にとって良い事ではないではないでしょうか?
○なぜ、マイナス金利を行うか?
マイナス金利を行う理由は、銀行を儲け方を変更させて、国民に多くのお金が回るようにするためになります。
マイナス金利が導入されると銀行から安易に借りることができるように借金がしやすくなります。
借金をすることによって個人が持っている現金が多くなり、お金が溢れるようになるので世の中に多くのお金が出回るようになります。
お金が溢れて商品が購入され始めると、どんどん商品が生産されるようになって、お金が回って経済が良くなると考えられています。
また、お金が多く出回って商品が購入されるたびに、消費税などの税金が国に入るので、国も豊かになるのです。
国から出るお金の量が多くなったとしても、それよりも税収の量が多くなれば結果的に国は潤うようになります。
また、国民の中でお金が回るようになって商品が売れるようになると、給料が上がって商品が売れて経済が好転すると考えられているのでマイナス金利が行われます。
しかし、これはあくまで考え方であり、マイナス金利が導入されたからといって誰も銀行からお金を借りなければお金が回るどころ、銀行にお金が溜まるだけになります。
実際問題、経済状況は他国の状況などによって変わってくるものなので、日本がマイナス金利を行うとどうなるか予想するのは非常に難しいようです。
マイナス金利になれば、仕組み的には世の中が潤うということですが、実際にはどうなるかは難しいところなのですね。