蚊に見えるけど刺さないユスリカを知っていますか?大量に飛んでいる蚊はユスリカだった?!
夜に街灯の周りに大量の蚊のような虫が飛んでいるのを見かけたことがないでしょうか、それは、蚊ではなくユスリカだと思われます。
ユスリカの見た目は非常に蚊に似ていますが、蚊とは違い人の血を吸うことがないので、近づいても刺されることはありません。
蚊に見た目が似ているユスリカについて知っておくと良いかも?
〇ユスリカとはどんな生き物?
ユスリカ蚊の仲間ではありますが、蚊のように人の血を吸うことがない虫であり、日本には1000種類以上のユスリカが存在しています。
蚊と見た目が非常に似ているので、蚊と間違われることが非常に多く、刺されると思って叩く人も多いですが、刺してくることはありません。
ユスリカの口は、蚊とは違い退化しているので、動物を吸血することができないようです。
私も、家の周りに蚊が大量にいたので、殺虫剤を撒いたことがありますが、今思うとユスリカだったようです。
ちなみに、ユスリカの名前の由来は、幼虫の時に体をゆすっている所ついたようで、体を揺する蚊なので、ユスリカという名前がついています。
蚊
とだと思って、ユスリカを殺していた人もいるのではないでしょうか、刺してくる心配はないので、殺さない人も多くいます。
〇見分けようと思えば見分けることは可能
ユスリカは、蚊と見た目が非常に似ていることが知られていますが、見た目に違いがあるので、見分けることも可能です。
まず、ユスリカと蚊は、触覚の形状の違いがあり、蚊は触覚が細いので、触覚が見えにくいですが、ユスリカの触覚はフサフサしているのを確認することができます。
触覚は一番判断がしやすい部位なので、ユスリカと蚊を判断したい時には、触覚を見ましょう。
ユスリカは触覚だけでなく、色の違いによっても判断することができます。
日本で人を刺す蚊は、大きく分けてヤブカとイエカが存在しており、ヤブカは黒と白の縞模様で、イエカは、赤色や茶色をしている蚊になります。
そのため、黒色(縞模様)と茶色をしている蚊は、刺すと判断することができ、他の色はユスリカと判断することが可能です。
個人的に良く見かけるユスリカは、薄い黄緑色の物で、こちらは、ヤブカとイエカの色ではないので、ユスリカを判断することができます。
ユスリカは種類が多いので、蚊と同様な色をしていることもありますので、間違えてしまうこともあります。
実際、蚊だと思って叩いてみたら、ユスリカだったことが何度かあります.
他の特徴としては、ユスリカはゆっくり飛ぶことが多く、簡単に叩くことができる場合が多いです。
逆に飛ぶ速度が速く、見失ったり、叩けなかったりする蚊は、吸血してくる可能性がありますので、目で追って速さで判断することも可能です。
しかし、やはり確実なのは、ふわふわの触覚があるか、確認しましょう。
ちなみに、私は叩く前に、蚊かユスリカが確認するが、家の中をずっと飛んでいても困るので、どちらであっても結局たたきます。
ユスリカは、捕獲しようとしても潰ししまうことが多いく、捕まえて逃がすのは意外と難しいのです。
〇ユスリカにも問題点がある!
ユスリカは人を刺してくることがないので、気にならないという人もいますが、ユスリカが原因でアレルギーになる人もいます。
ユスリカにアレルギーがある人にとっては、ユスリカが大量に発生して、死骸が増えれば、アレルギー症状が出やすくなるので困ります。
ユスリカは、血を吸ってきませんが、全く迷惑にならないわけではないようです。
また、アレルギーが無くても家の周りや電柱の周りにいると、ビックりする人も多く、邪魔になっている場合もあります。
ただ、デメリットだけでなく、ユスリカは少しずつではありますが、川の汚染を改善する効果があるようです。
また、ユスリカの幼虫は、釣りの赤虫として利用されることがあり、釣り人にとっては、重要な生き物になることもあります。
電柱の周りにいる蚊は、人を刺すことがない蚊だったのです。