治験の事後検診っていったいどんなものなの?事後検診は事前検診と同じだと思って問題ない?!
治験に参加して入所と通所が終わると最後に事後検診を行い、薬を飲む前の体調に戻っているか検査することになります。
治験は、薬が抜けるまでの体調を見るものなので、事後検診で体の状態が元に戻り、薬が抜けたと判断されることで終了となります。
事後検診は事前検診と同じような検査を行うことになり、検査で問題なければ晴れて、自由の身となるわけです。
○事後検診の準備は事前検診と同じ
事後検診は体が元に戻ったことを見るための検査なので、事前検診と同じような準備をしておけば、問題ない検査になります。
基本的な注意したいのは、激しい運動をしない、日光を浴びすぎない、脂の濃い物を食べない、食事のバランスを考えることになります。
他にも注意することがありますが、看護師から指示がありますので、指示通りの生活をしましょう。
入所前と事前検診で、基準内に入り採用されているはずなので、体調管理をすれば、基本的に落ちる心配はない検査といえるでしょう。
しっかり体調管理をしていれば、落ちることは少ないですが、薬が抜けていなくて再検査になることはあります。
薬が抜けていないのは、どうしようもないことなので、我慢して事後検査をもう一度受けるようにしましょう。
ただ、薬は抜けているのに体調管理に問題があるために、事後検診を何度も受ける人も多く、体調管理には十分には注意してほしい所です。
私が受けた治験の事後検診の際に10人中2人がその日のうちに、血液検査の問題が指摘されていました。
問題の多くは、治験が終了したことによる気の緩みによって起きるものになります。
○事後検診は体調が改善されるまで永遠に続く
事後検診は問題がなければ終わりですが、問題がある限り何度も事後検診を繰り返すことになります。
事後検診に結果に問題があり、4回も事後検診を受けたという人もおり、何度も病院から電話がかかってきます。
無駄に病院に通う羽目になりたくない人は、一回目の事後検診で合格できるように、体調管理は徹底しておきましょう。
ちなみ、事前検診に行くと、そのたびに交通費が支給されますが(場合による)、交通費の支給なので半日拘束される割に、少ない金額であることが多いです。
事後検診を何度も受けたからと言って、治験でもらえる協力費が増えるわけではありませんので、事後検診は1回で受かることをおすすめします。
しかも、協力費は事後検診が終わってからの振り込みが多いので、事後検診を何度も受けるとお金をもらうのが遅くなります。
○退所祝いのお肉が再検査の元
事前検診が治験の終わりですが、退所や通所が終わると治験終了と思ってしまう人が多く、退所祝いに焼き肉やステーキを食べる人がいます。
治験生活を何日も続けてから食べる肉が最高においしいことを、私は知っていますが、中性脂肪の数値が上がる原因になります。
中性脂肪が高くなって、事後検診に落ちる人は多く、お肉は事後検診が終わるまで我慢してほしいです。
退所1食目にお肉を食べて、それ以降はバランスの取れた食事をすれば、中性脂肪に問題がない場合もあります。
特に注意したいのは、事後検診前の最後の食事で、お肉を避けて和食にすることを、おすすめします。
入所前検査と事前検診で、合格しているので我慢できずはずです。
人数にもよりますが、1回の治験で1,2人が中性脂肪で落ちるので、良くあることではあります。
○遊びに行ってCK値がアウト
ずっと病院に拘束されれば、遊びに行きたくなるものですが、事後検診前に遊びに行くのは止めておきましょう。
日常生活程度の運動なら問題ありませんが、治験終わりのなまった体で運動すると、筋肉が破壊されて、CKと呼ばれる酵素が大量に放出されることになります。
日光浴でも、CK値は上昇するので、運動しなくても長時間外にいるのは避けた方が良いです。
事
後検診では、中性脂肪と同様に、CK値が高いことによって、不合格になることが多く、CK値は一度引っかかると面倒なので、CK値の上昇は避けましょう。
CK値は完全に下がるまでに1週間かかるとされ、その間に運動しても再度CK値が高くなります。
CK値に引っかかると何度も、再検査になる可能性がありますので、引っかからないようにできるだけ、運動をしないようしましょう。
遊びに行くのは、事後検診が終わってからに、しましょうね。
事後検診を一発で終わらせるためにも、体調管理を徹底するようにしましょう!