治験の事前検診を受けてみてわかったこと!事前検診で落ちないようにするためにどうすればいい?
治験を深く知るためには、事前検診を受けてみるしかない!と思った私は、事前検診を応募してみることにした。
事前検診は、治験を受ける際の関門といえる場所で、基準値を満たしていなければ、治験を受けることができずに落とされることになります。
つまり、事前検診を受ける前に、体を事前検診用に作り上げていかないといけないわけです。
治験の事前検診を受けるときに気を付けるべきポイントを紹介していこうと思います。
○尿検査はすぐに提出しないの方が良い?!
治験の事前検診を受けるために受け付けに話しかけると、最初に尿検査のコップを渡されるのが一般的です(たぶん)、しかし、尿検査は最も落ちやすい項目だといわれています。
そこで、重要になってくるのが、すぐに尿検査を提出しないことで、院内で受かる尿を作り上げることが大切になってきます。
事前検診を分かっている人は、院内で尿を作り上げるので、そのまま尿を提出したりしません。それどころ、院内に入って1回~3回は尿を捨てるという荒業に出るのです。
もしかすると、早く提出してくださいと言われるかもしれませんが、「尿がでないので待ってください」と言えばよい、たぶん、注意されることはない。
院内に入ってからは、30分程度かけながら、500ml~1L近くの水分を飲むようにします。
私の場合は、20分~30分ぐらいで尿意を感じるぐらいまで水分を飲んでいました。
院内に入って、一度目の濃い尿を捨てることで、受かりやすくなるので、一度目の尿を捨てるのが、私のおすすめです。
尿検査で合格するためには、「えっ?これ水じゃね?」と思えるぐらいまで薄い尿を作ることが重要になります。
薄すぎては健康じゃないだろ?と私は思いましたが、事前検診の尿はかなり薄い方が良く、水と見間違える尿を提出すると合格するようです。
私もそれで合格したので、本当だと思います。
黄色の尿は落ちる可能性がありますから、十分に水分を補給しましょう。
○血液検査は生活習慣が大切!
血液検査は、健康な人であれば合格できる基準となっており、事前検診前から体を作り上げることで、ほぼ合格できるでしょう。
まず、三食きちんと食べることで、脂の多い物はできるだけ控えることです。
ベストなのは、日本食で魚、味噌汁、野菜、ご飯を食べて体の調子を良くすると、合格しやすいとされます。
最も重要なのが、事前検診前に食べるごはんで、ここに油物や、糖分の多い物などを食べると落ちる可能性が高くなります。
治験の事前検診に合格するためには、規則正しい生活が大切であり、過度な運動をしたり、昼夜逆転をしたりすると、血液の数値に異常がでて落ちる可能性が高くなります。
人によっては、血液の基準で毎回落ちてしまうこともあるようです。
少しだけですが、通常の血液検査の正常値よりも厳しいので、通常の血液検査でギリギリ正常な値がある場合は、落ちるかもしれません。
健康は、治験に関係なく大事ですから、健康になるように努力しましょう。
○心電図検査は落ち着くことが大切
心電図検査で、重要なのは落ちついて受けることで、脈拍が99までが合格基準と言われ、後は心臓の動きに異常がなければ合格できます。
ただ、脈拍99の場合は、心拍数が高くギリギリなので、他の人が優先されてしまいます。
だから、緊張しますが、落ち着くことが重要になります。
緊張して心拍数が高い場合は、「緊張しているのでちょっと待ってもらっていいですか?」と聞くと、たぶん待ってもらえます。
看護師の人達は、事前検診を落とそうとしているわけではありませんので、多少の我が儘は問題ないと思います。
ただし、人気で検査を行う人数が多いような場合は、早く検査を行おうとするかもしれませんので、心電図を受ける前に緊張をほぐしておくことをおすすめします。
心電図で、基準から落ちることは、基本的に無いので、どれだけ良い結果を出せるかが重要になります。
また、心電図のあと血圧の検査をしますが、緊張によって血圧が上がることもありますので、緊張しないしましょう。
ちなみに、私は事前検診前に、熱を出して脈拍が130超え不適格となったことがありますので、体調管理はしっかり行うようにしましょう。
病気になると、体温、心電図、血液検査の3つがアウトになって落ちます。
○事前検診の体温、アルコール、診察
事前検診は、体温、アルコール、診察を受ける必要性がありますが、これらは、尿検査、血液検査、心電図に比べて非常に合格しやすいものになります。
体温は37度を少しオバーしていても良く、アルコールは飲まなければよい、診察は健康そうであれば問題ありません。
お酒が好きな人は、お酒を飲まないように十分に注意してください。
アルコールの検査で落ちる可能性があります。
とはいっても、正午の検査なら朝食から水と麦茶のみで、午前の検査なら昨日の夜から水と麦茶飲みになっているので、アルコールが検出されるようなことは基本的にありません。
○事前検診で落ちる原因の順番
尿検査>血液検査≧心電図>血圧>他の検査の順になります。
尿検査は最も難しい検査といわれていますが、水分をしっかり摂取すれば、受かる検査でコツをつかめば受かります。
血液検査や心電図は、尿検査に比べて落ちにくいとされますが、血液異常がある場合や、心臓に問題がある場合は、健康な人が受ける治験は受けることは難しいと思われます。