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人の顔を覚えるのが苦手だと悩んでいる人は「相貌失認」という病気かも?!相貌失認を理解することで楽になれる!?

   

相貌失認
日常の生活で顔と名前が一致しないということは、誰でも起こることで、私は年に10回は名前を思い出せなくて考えていると思います。

人の記憶力には個人差があり、人の顔が覚えるのが苦手という人はいるのですが、あまりにも人の顔を覚えることができない場合は、もしかすると、記憶力の問題だけではないかもしれません。

人の顔を覚えようとしているのに覚えられない、相貌失認という症状があることを知っておきましょう!

 

○相貌失認の患者は50人に1人!

人の顔が覚えられない人がそんなにいるもんじゃないと思うかもしれませんが、50人に1人が相貌失認になっているともいわれ、自分の知り合いにも相貌失認になっている人はいると考えても良いかもしれません。

症状に関しては、非常に幅があるので重度になると気づきやすいですが、軽度だと気づかないということになります。

 

顔を覚えられないわけではないけど、顔を覚えるのが非常に苦手という人は周りにいたり、自分がそうだと思う人は、相貌失認かもしれません。

相貌失認は、ほぼ先天的に発症するものであるため、後から矯正しようと思っても難しい症状になります。

まずは、相貌失認という症状について理解することが大切でしょう。

 

○相貌失認の症状は軽度であるほど気づきにくい

相貌失認の症状は、人の顔を覚えられないということは共通するのですが、個人差があり数十回と合うことで、形として記憶して判別できる場合や、能力が弱いだけで、反復することで覚えることができる場合もあります。

そうなると、近親者や学校で何度も合う友人の顔は覚えることができるので、ただ顔の物覚えが悪いだけの人になる可能性が高く、相貌失認の症状は軽度となります。

 

症状が酷くなると、家族や友人の顔すら記憶することができなくなり、声やしぐさで判別することになります。

そうなると、家族写真をみても写真に写っている人物が親なのか、他の家族なのか判別ができません。

さらに症状が酷くなると、鏡に写る自分の顔すら判別ができなので、鏡に写った自分の顔に驚いたり、ガラスに写った他人を鏡に写った自分と勘違いしたりします。

 

さすがに、重度となるとあまりにも人の顔を判別できないので、相貌失認であることがわかってきますが、軽度だとそれなりに人の顔を判別できるので、ただの記憶音痴と判別されることも多いのです。

顔が覚えられなくて悩んでいる人はいませんか?

もしかしたら、相貌失認かもしれませんよ。

 

○相貌失認であっても普通に生活できる

相貌失認は、比較的多くの人が患っている症状になるのですが、患者数が多いわりに認知度は比較的低くなっています。

これは、比較的症状が軽度の人が多い事や、日常生活に困りはするものの、何とかやり過ごせることが多く、相貌失認の人は勉強が苦手ということはなく、学力は普通であるためです。

また、相貌失認の本人は、顔を覚えるのが苦手なことを理解しているので、それなりの対処法を思っていることが多いです。

 

まず、重要な人物は声やしぐさで判断し、親などは何とか顔を判別することができます。

また、あった人の服装などを把握し、別れた後に再度合流しても服を見て判別するということもあります。

職場では座席位置の把握や、見た目、年齢の把握、わからない場合は、遠くから呼んで本人にふり返ってもらうなど、切り抜ける方法はあるようです。

 

状況を切り抜ける方法があるのは、非常に良い事ではあるのですが、相貌失認の認知度がさがり、相貌失認であることに気づかないということにもなるのです。

相貌失認を治すことはむずかしいですが、知っているだけで気が楽になりますし、職場や学校などでは、状況の改善を訴えたり、自分の状況を周りに知ってもらうことができるのです。

 

○相貌失認に理解して周りに伝えよう

自分が相貌失認である場合は、状況を理解した上で対処をする必要性があり、放置すればより住みにくい環境になります。

場合によって、周りの人に相貌失認であることを伝えたくないという人もいるかもしれませんが、そういった場合は伝えなくてもいいので対処法を考えましょう。

相貌失認は治らないものですが、知らずに悩み続けるよりも、知って受け止める方が私は楽だと思います。

 

私は相貌失認という症状を知っているので理解しますし、大抵の人は理解してフォローしてくれると思うのですが、伝えても理解してくれないという人もいます。

まずは、相貌失認を理解してくれそうな人に打ち明けてみると良く、周りに人に理解してくれている人を増やしておきましょう。

人の顔をどうしても思い出せない人は、相貌失認を疑いましょう!

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