家の害虫の駆除にはクモがおすすめ!?家にいる小さなクモは大体「ハエトリグモ」です。
皆さんは、自宅で体調1cmほどの小さなクモを見たことはないでしょうか?
クモといえば、気持ち悪い、クモの巣が鬱陶しいというイメージがあると思いがしますが、とても優秀な益虫としても知られています。
家にいる小さな1cmほどのクモは益虫であり、自宅にいる害虫を食べてくれているのです。
自宅の中でクモを発見した場合には、そっとしてあげることをおすすめします。
○パトロールをしながら害虫を食べるハエトリグモ!
室内にいてみる機会も多いハエトリグモは、体長が1cm前後と小柄で、足はそんなに長くないですが、触ると大きくジャンプします。
そのジャンプ力から、ジャンピングスパイダーとも呼ばれており、ハエトリグモは簡単に識別することが可能となっています。
種類も多いので、黒に近い物や、茶色のものなどもいますが、形は似ているものが多いです。
このハエトリグモですが、名前の通りハエを食べることが多いですが、室内に侵入した害虫も食べてくれます。
ハエトリグモは、体長が小さいので、ゴキブリの成虫を食べるのは不可能ですが、幼虫は食べてくれるので、ハエトリグモがゴキブリの発生を抑えてくれているのです。
外に逃がす人もいるかもしれませんが、そのまま放置しておくのが、最も効果を発揮すると考えてよいでしょう。
また、ハエトリグモを室内で見かけることは多いですが、その割に室内でクモの巣を張っているところを見ないと思います。
これは、ハエトリグモが徘徊性のクモであるため、特定の巣を持たずに室内を常にパトロールしてくれているためです。
害虫のことを考えるとハエトリグモは、購入して家に解き放ってもいいぐらいの生き物です。
○アシダカグモは大人のゴキブリも食べてくれる
ハエトリグモは、非常に優秀な益虫で、室内の害虫の大半を食べてくれますが、ゴキブリの成長は大きいので食べることができません。
しかし大丈夫!なんとゴキブリの成虫を食べてくれるクモが存在しているのです。
そんなゴキブリの成虫も食べてくれるクモといわれているのが、アシダカグモになります。
足が非常に長く、毒グモと間違えられることもありますが、人間に害を与える毒は持っておらず、危険性は全くありません。
見た目では、ゆっくり動きそうですが、成虫のゴキブリを捕獲できるほどのスピードを持ち合わせているので、瞬発的な速さはゴキブリ以上とされています。
基本的に、人目のつかないところに隠れて生息しており、人が見ていないところでゴキブリを狩って生息しています。
だから、恐いと思うかもしれませんが、室内で大きなアシダカグモを見ても放置することをおすすめします。
○ただし、アシダカグモは気持ち悪いと評判
ハエトリグモは、非常に小さいので、評判もそれほど悪くなく気にしないという人が多いようですが、アシダカグモは見た目が悪いので評判が非常に悪いです。
私も仮眠状態のアシダカグモを玄関で発見したことがありますが、放置しましたが、気持ち悪いと感じてしまいました。
私、個人の意見としては、どちらかといえばアシダカグモの方がゴキブリよりもましな感じがします。
しかし、アシダカグモは、ゴキブリに並みに気持ち悪い、ゴキブリ以上に気持ち悪いという意見も聞きますので、個人の主観によるところが大きいような気がします。
また、アシダカグモは、瞬発的な速さが人ゴキブリ以上であり、人間が苦手なので夜に出くわすと、でかい生き物が高速で移動するということになります。
相当インパクトがあり、ゴキブリ以上に恐ろしいと思う人がいるのもうなずけます。
そのため、アシダカグモは不快害虫に該当してしまっています。
不快なだけなので、見た目を気にしなければ、優秀な益虫であり、放置することをおすすめします。
アシダカグモを見たくないという人は、アシダカグモに侵入されないようにゴキブリがいない部屋を目指すと良く、ゴキブリがいなくなるとアシダカグモは出ていくとされます。
ゴキブリが生息すると何度も侵入してくるので、手っ取り早くアシダカグモに退治してもらって、旅に出てもらった方が良いような気もします。
○クモの95%は人間に害がない安全な種
毒グモの印象から怖いと思っている人が多いクモですが、95%のグモは人間に害がないクモといわれ、家にでるクモは、ほぼ放置してしまって問題ないです。
害虫を食べない種類であれば、餌がないので、自動的に外に出て行ってくれることでしょう。
ただし、稀にセアカゴケグモやハイイロゴケグモといった、危険な品種が室内に侵入することもあります。
益虫・害虫であっても基本的にクモには触れずに、放置するのがおすすめです。
もし、セアカゴケグモやハイイロゴケグモだと分かった場合は、すぐに保健所や自治体に知らせるようにしましょう。
一度、セアカゴケグモやハイイロゴケグモがどのようなものか確認しておくと良いかもしれません。
室内に害虫が住んでほしくないという人は、家にいるクモをそのままにしましょう。
クモを殺さないことが、害虫駆除に一役かってくれますよ。