雷の危険性を理解していますか?雷は室内に避難していれば大丈夫!?室内への雷の影響は?
2017/03/31
ピカッと光ったと思ったら、少ししてからドーンと轟音を立てる雷って怖いですよね、私も小さい頃から雷が得意ではありません。
雷が発生した時には、外にいると雷の直撃をうけたり、地面に伝わった電気で感電したりすることがありますので、室内に避難することが大切になります。
室内にいれば、どのぐらい雷から身を守ることができるのでしょうか、雷が室内に与える影響とは?
〇雷の距離で安心してはいけない
光と音の違いで自分のいる場所からどのぐらい雷が離れているか知る事が出来るという事を知っている人は多いでしょう。
雷の光は直ぐに自分のいる位置に伝わりますが、音は1秒間に約340m進みますので、光った時から、音の始まりがどのぐらい離れているかで自分のいる場所から雷がどのぐらい離れているかわかります。
ちなみに、光と音のずれが1秒なら340m、2秒なら640m、3秒なら960mとなります。
このように、雷はどのぐらい離れているかある程度なら判断することができ、離れているほど安心できるという人も多いです。
しかし、雷の落ちた場所が離れているから、近くに落ちてくることはなく、安心だというわけではないのです。
雷は、雲の下で発生する自然現象であり、前回の雷と次に落ちる雷は近い距離に落ちるというわけではありません。
雷を作っている雲の下であれば、どこでも雷が落ちる可能性があり、確認した雷が自分から1000m離れていても、次の雷は自分から50mしか離れていない場所に落ちるという事もあり得るのです。
雷の音と光は、自分からどのぐらい離れているか計算できるだけで、離れているから安心というわけではありません。
雷は、音が確認できた時点で自分の近くにも落ちる可能性があると判断して、すぐに室内に避難に避難することをおすすめします。
〇室内なら雷は安心できるの?
雷は外にいると、危険性が高いので室内に逃げた方と良いと言われています。
雷は高い所に落ちる性質があるのですが、家は周りに木や電信柱などの自宅よりも高い物がある場合が多いため、家に雷が直接落ちてくるという事はあまりありません。
また、雷が近くに落ちた場合も、家の周りに電流が流れてくれますので、雷で感電する可能性は低いです。
そのため、雷がなっている場合には、外にいるよりも室内にいた方が安全なのです。
しかし、家の近くに雷が落ちれば、絶対に感電しないというわけではありません。
雷が家の近くに落ちてしまった場合には、配線や壁を雷の電気が伝ってしまうことがあります。
このように、雷の電気が配線に流れている時に、家電製品の近くにいると感電する可能性があります。
室内にいて感電する可能性は低いかもしれませんが、電気製品と壁から離れておくことをおすすめします。
外にいるよりも室内にいた方が安全であり、外で近くに落ちれば壁や配線が防いでくれる電力を自分の体で受け止めることになります。
〇壊れてほしくない電気製品はコンセントを抜きましょう!
家の近くに雷が落ちてしまうと、配線を通って電気製品に高圧電流が流れてしまうことがあります。
このように、雷によって異常な高電圧が発生起きてしまうことを、雷サージといいます。
雷サージが起きた場合には、電気製品の電源を落としていても、高圧電流は勝手に流れてくるので、電気製品は壊れてしまいまい、新しく買い替える必要性が出てきます。
電源を落とすのが有効なのは、停電で急に電力が供給されなくなった時であり、パソコンなどの精密機器のデータが破損しないようにするためです。
家の近くに雷が落ちて、電流が家に流れ込んでくるというのは多くはありませんが、壊れてほしくないものがあるなら、家電製品のコンセントを抜いておきましょう。
ただ、コンセントを抜くなら、雷が聞こえたらすぐに行ってください、雷が近くに落ちて電気が流れた時にコンセントに触れると、感電してしまいます。
コンセントを抜く行為には多少の危険性がありますので、雷によって電気製品を壊れてほしくない人は、雷ガードが付いたタップを購入することをおすすめします。
ただし、家に雷が直撃して起きた雷サージは、電圧が強すぎるのでタップを使用しても電気製品が壊れてしまうこともあります。
しかし、タップが壊れるほどの電圧が流れることは基本的に流れることはないので、そこまでに気にする必要性はありません。
基本的に、火災保険には落雷による被害の補償が含まれていますので、火災保険に加入しておくことは大切な事です。
雷はいつ誰の近くに落ちてくるかわかりません、もしかするとあなたの家の近くに雷が落ちるかもしれません。