日本国憲法の第9条ってどんな規定なの?憲法第9条を知って憲法第9条のことを考えてみましょう!
2017/03/04
皆さんは憲法第9条を知っていますか、憲法の中でも良く耳にすることが多いので、聞いた事がある人、知っている人も多いと思います。
そんな、憲法第9条には日本の憲法三大原則の一つである、「平和主義」に関する規定が定められています。
憲法第9条がいったいどんな物なのか知って、一緒に憲法第9条について考えてみませんか?
〇憲法第9条ってどんな内容?
憲法第9条には、「戦争の放棄」、「戦力の不所持」、「交戦権の否認」が定められています。
つまり、日本は戦争をせず、戦力を持たず戦わないことを規定しており、とても平和的な考え方となっており、平和を目指す人類にとっては理想的な憲法ともいえるのではないでしょうか?
戦争が起きると、多くの人が亡くなり、家族や自分自身の命が亡くなる可能性もありますし、多くの悲しみ憎しみが生まれます。
私は、争い事が嫌いですし、戦争はもっと嫌いですので、世界の人々と仲良くしていきたいと思っており、どの国も戦力を持たずに仲良く出来たら良いと思っています。
私も戦争に参加したくないですし、家族が戦争に参戦させられると、考えると恐ろしいものがあります。やっぱり平和が一番ですよね。
多くの人も、戦争に参加したくないし、戦争は止めてほしいと思っていると思います。
ただ、日本が平和主義で戦力を持たないと、戦争がなくなり、戦争に巻き込まれることが無くなるというわけではないのです。
憲法第9条によって戦力を持たないとしているのに、日本に自衛隊が存在していることに、疑問を持っている人も多いと思います。
なぜ、日本は自衛隊を持っているのでしょうか?
〇日本には自衛隊が存在している理由
憲法第9条には戦力を持たないとしていますが、日本には自衛隊が存在しています。
日本に自衛隊が存在しているのは、他国と戦争をするためではなく、自国が他国に攻撃された時のために、防衛をするための戦力です。
こちらから、他国に攻撃しないとしていても、他国が日本に攻撃してこないというわけではないのです。
実際、日本には領土問題が存在しており、もし、自衛隊が存在していないとしたら、諸外国に領土に簡単に侵入されることになります。
日本が攻撃されてから、対抗するために戦力を準備して遅く、数日が隊員を育成できて、すぐに武器が作れるという事はありません、自衛隊がいなければすぐに日本全国が侵略されてしまいます。
また、現在でも外交力には軍事力が必要となっており、自国の発言を有利にさせるために軍事力を誇示することは多いです。
自衛隊がいなければ、軍事力で脅されたとしても、対抗する物がありませんので、外交での発言力が低くなり、日本に不利な条約が多く結ばれることになるでしょう。
自衛隊が存在しなくなることによって、私たちの生活にも影響がでてもおかしくないのです。
私は戦争が嫌いなので、平和な日本に戦力があってほしくないという意見には賛成ですが、戦力がなければ対抗できないというのも事実です。
理想となってしまうのですが、どの国も戦力を持たない平和的な世界になってほしいものです。
〇憲法第9条は改正についてはどうなの?
憲法第9条のことを考えると、自衛隊が存在している事が微妙となっています。
それでも、自衛隊が存在しているのは、日本を守るためであり、交戦権はないが、自衛権(国を守る権利)は捨てていないと考えられているからです。
憲法を改正するのは、自分の国を守るために自衛隊をきちんと認めるためでもあります。
また、日本は自国が他国から攻撃された場合には自衛することができ、同盟国も一緒に国を守ってくれます。
しかし、日本は同盟国が攻撃された場合には、自国が攻撃されたわけではないので、憲法によって守ってあげることができません。
そのため、日本は同盟国から自国の時には援助してもらうのに、いざ同盟国が危なくなったとしても無視をしてしまうという状況になっています。
日本は良いかもしれませんが、同盟国の立場から考えてみれば、ちょっと嫌な国ではないのでしょうか。
ちなみに、同盟国を攻撃された後に、遅れて日本が攻撃されて自衛することになる可能性も十分にあります。
ただ、憲法を改正してしまうと、場合によっては日本の軍隊が正当化されて、同盟国を守るために戦争に参加しなくてはなりません。
憲法第9条は簡単には決めることは難しいのです。
そのため、国民がみんなで考えて改正すべきか、改正するべきではないか考えないといけないのですね。