グリーンカーテンになり家を涼しくしてくれるヘチマ!ヘチマは美容効果もあり育てると生活が向上する?
私は暑いのが苦手で、できるだけ涼しく過ごしたいが、節電のことも考えてできるだけエアコンはいれたくありません。
私以外にも同じ考え方を持っている人がいると思いますが、そんな方は日差しが入る窓の前でヘチマを育ててみてはどうだろうか?
夏に家の中が暑くなる原因は、日差しが入って室内が温められてしまうためで、日差しを遮れば、室内の温度は下がります。
そして、日差しの侵入を防ぐ植物として、活躍してくれるのがヘチマなのです。
○ヘチマは一年草でつるでカーテンを作ってくれる
ヘチマは、支柱につるを伸ばして絡みながら成長する植物で、夏になれば急激に成長する植物で、最も暑くなる時期に日差しを防ぐグリーンカーテンになります。
一年草で、植えてから一年以内に花が咲いて種子を残し枯れる植物ですが、急激に成長するからこそ、何年もかけて、グリーンカーテンを形成する必要性がなく、夏に入る前に準備すれば間に合うのです。
3年たったら、やっとグリーンカーテンができるような植物だと、2年間は暑いですからね。
ヘチマは1m~10mの高さまでつるを伸ばすことができますので、簡単に窓の前にグリーンカーテンを作ることができるでしょう。
10mまで育てると地面から2階までのグリーンカーテンが作れますが、場合によっては伸びきらないこともあります。
2階にグリーンカーテンを作るなら、ベランダになるのではないでしょうか?
また、緑のカーテンはすだれよりも効果が高いと言われています。
日光はグリーンカーテンが遮ってくれるので、窓を開けて、自然の風で涼しむという人もいるようです。
暑い夏は、ヘチマのカーテンで涼しむのはどうでしょうか?
○ヘチマは食べることもできる?!
ヘチマを食べるというイメージがない人がいるかもしれませんが、グリーンカーテンにしたヘチマに実ができた場合は食べることができます。
ヘチマは繊維が多くなり、種が硬くなると食べられなくなりますが、若い果実でゴーヤぐらいまで育った物を食べることができます。
場合によっては、ゴーヤよりも小さい段階で成熟し始めることもあるかもしれません。
ヘチマを収穫して、皮を剥いて加熱することによって食べることができ、おひたしや煮物などに使用できます。
若い果実の種は柔らかいのでそのまま使用し、種がかたい場合は、食べる時期が過ぎています。
食べることができるヘチマですが、注意点があり、自家栽培のヘチマでゴーヤ以上に苦いものがありますが、ゴーヤより苦い物は、食中毒になるのでは食べてはいけません。
苦みの原因は、ククルビタシンと呼ばれるもので、ゴーヤにも含まれており、少々なら食中毒の心配はありませんが、苦すぎると嘔吐してしまうので注意しましょう。
苦かったら、調理した後であっても、捨てることをおすすめします。
ちなみに、ゴーヤの苦みは、ククルビタシンとモモデルシンという2つのもので構成されているので、ゴーヤは苦くてもククルビタシンの量は少なく食中毒になることはありません。
○食べずに放置すればヘチマたわしにできる!
ヘチマですが、食中毒の危険性があると聞くと怖くて食べられないという人もいると思います(苦みで気付けます)。
そんな、ヘチマを食べたくないという人は、果実が茶色になるまで放置して、水につけて内部の繊維以外を腐らせ、種を取り除くことで、たわしにすることができます。
水で内部を腐らせる意外の方法もあり、乾燥させて種を取り除く方法や、煮て中身を出す方法などがあります。
また、茶色になる前に収穫して柔らか目のたわしを作ることもできます。
ヘチマたわしは、食器を洗うのにも使用できますし、体を洗うのにも使用することができます。
天然ヘチマたわしを購入しよう思ったら、1本300円ぐらいしますから、ヘチマを育てると300円の価値がある天然のたわしが大量に収穫できるのです。
近所の人におすそ分けとして、ヘチマたわしを配ってもいいかもしれませんね。
○美容に良いと言われるヘチマ水も作れる
ヘチマからとれるヘチマ水は、化粧水としてしようすることできます。
ヘチマのつるを、地面から約30㎝の位置で切り、切り口をペットボトルなどの、水をためることができる容器に差し込むと、切り口からヘチマ水が出てきます。
たまったヘチマ水は、一度加熱して冷蔵庫などに貯めると腐りにくいです。
化粧水として使用されるのが、一般的ですが、咳止めとして飲むことも良いといわれています。
しかし民間療法なので、風邪薬の方が効くと思いますが、天然の薬の方が良いと思う人は、ヘチマ水を咳止めとして飲むと良いでしょう。
このように、ヘチマは意外と使える場面が多いので、ヘチマを育ててみてはどうでしょうか?
ヘチマを育てて、生活を向上させましょう!