スマホなどに使われているリチウムイオン電池とはなんぞや?!リチウムイオン電池は衝撃を与えると発火するかも?!
スマートフォンの中に搭載されている電池は、一般的にリチウムイオン電池が使用されています。
このスマートフォンに多く使用されているリチウムイオン電池は、携帯電話、ノートパソコン、携帯ゲーム、デジタルカメラなど多くの電化製品に使用されています。
リチウムイオン電池という言葉を耳にする機会は少ないですが、私たちの生活を支えてくれている電池なのです。
○リチウムイオン電池は寿命が長い電池
スマートフォンなどにリチウムイオン電池が使用される理由の一つに、電池の寿命の長さがあります。
リチウムイオン電池は、放電と充電を何度も繰り返しても、壊れることが少なく500回以上の充電と放電に耐えることができるとされています。
電池が無くなるたびに、昔の携帯ゲーム機のように、電池を入れ替えるようでは困りますよね。
リチウムイオン電池は何度も放電と充電に耐える力があるので、すぐに新しい電池を買いに行く必要性が無いのです。
現在、充電を必要とする製品の多くがリチウムイオン電池なっており、充電用の電池としては非常に使い勝手の良い製品となっています。
だからリチウムイオン電池を使用している製品を探すのは非常に簡単となっています。
○汎用性が高くて勝手に放電することが少ない
リチウムイオン電池がいろいろな製品に使用される理由は、汎用性が高く全体的にバランスが良い事があげられます。
電池は種類によって、得意不得意があり、リチウムイオン電池よりも一部の性能が高いものが存在します。
ただし、全体的に見るとリチウムイオン電池よりも欠点が多くなることが多いです。
リチウムイオン電池は、欠点が少なくて、非常に使いやすい電池であるため、スマートフォンなどの携帯電話から、ハイブリットカーなどにも使用され、多くの製品に使用されている電池になります。
また、電池は使用しなくてもある程度、勝手に放電して電量が減りますが、リチウムイオン電池は、他の電池に比べて、放電量が少なく1ヶ月放置しても、5%前後しか電量が減りません。
その他にも、高い電圧を保つことができる、使用できる温度の範囲が広い、高速充電が可能など、いろいろな利点があるため、普及しているといわれています。
○リチウムイオン電池は発火する危険性がある?
リチウムイオン電池は、汎用性に優れており、エネルギー密度が高い電池になります。
エネルギー密度が高いため、長時間使用できるなどの利点があるのですが、その反面、危険性もあるとされており、発火する可能性があります。
発火の原因となるのは、衝撃や電池の劣化などがあり、取り扱いの悪さによっては発火することがあるのですね。
また、欠陥品のリチウムイオン電池が発火することも稀にあるとされています。
衝撃に弱いリチウムイオン電池は、比較的に小さなスマートフォンや携帯ゲームにも使用されている電池です。
大きな電池であれば、周りをきちんと保護し、衝撃に対処できますが、スマートフォンなどに使用される小さい物になると保護が甘くなり落とした衝撃によって発火する可能性も否定できません。
だからスマートフォンなどはカバーを付けて強い衝撃を与えないようにすると良いでしょう。
また、寿命が来たものを使用し続けるのも注意が必要だとされていますが、判断するのは難しいでしょう。
最近、著しく充電の減りが早くなったという場合は、電池に寿命が来たと思った方が良いかもしれません。
そのまま、使用し続けると電池が膨張し始め、最悪の場合は発火します。
スマートフォンであれば、ディスプレイが膨らんで来たりするので、膨張に気づくでしょう。
充電の減りによって気づきたいところですが、気づけない場合は、電池の膨張で気づき、早めに対処するようにしましょう。
無理な使い方をし続ければ電池は発火しますので、電池が発火しないように丁寧に扱うようにしましょうね。