地球温暖化には二酸化炭素が関係している!だから人間の呼吸が地球環境に関係している?!
メタンガスや二酸化炭素などの温室効果ガスの影響で地球の気温が上昇しており、地球温暖化が問題視されています。
近年、夏に外に出ると温暖化の影響からか、は異常な暑さを感じることが多いような気がしまし、汗が大量に出てきます。
人間は呼吸によって二酸化炭素を排出していますが、人間の呼気にはどの程度の二酸化炭素が含まれているのでしょうか?
○人間が呼吸することによって発生する二酸化炭素の量
1人の人が呼吸によって1日に排出する二酸化炭素は約1kgといわれています。
世界人口が70億人ですから、1日に700万トンの二酸化炭素が呼吸から排出され、年間では約25億トンの二酸化炭素が放出される計算になります。
世界では年間に300億トン以上の二酸化炭素が放出されていることがわかっており、人間の呼吸によって発生する二酸化炭素は地球全体の10%にも届かないのが現状なのです。
全人類が呼吸を止めることで、二酸化炭素の排出量が年間25億トン減少する計算になりますが、不可能なことであり、それよりも二酸化炭素を減少することができる分野が多くあります。
呼吸による二酸化炭素の排出は、全体から見ると微々たるものだと考えて良いかもしれませんね。
呼吸は止めることができませんので、二酸化炭素を吐き続けるしかありません。
○人間が呼吸することによって地球の二酸化炭素のバランスを整えていた。
人間が二酸化炭素を放出するためには、呼吸から酸素を取りいれて、体内にある炭素と結合させる必要性があります。
この炭素ですが、人間の体が作りだしたわけではなく、動物や植物を食べることによって外から取り入れています。
また、私たちが食べる動物(お肉)も植物などを食べて炭素を体に取り入れています。
そして、植物は空気中に含まれている二酸化炭素から酸素を取り除いて、炭素を吸収しているのです。
人間が炭素と酸素から二酸化炭素を作り、植物が二酸化炭素を酸素と炭素に分解しているのです。
この仕組みによって地球の二酸化炭素の濃度は保たれ、地球が正常にサイクルするための重要な働きの一つになっているのです。
しかし、近年の科学技術の発展で、二酸化炭素の発生が植物の分解能力を超えるようになったために、サイクルが乱れて地球温暖化になるといわれているのです。
だから二酸化炭素のバランスが崩れないようにするために、過剰に燃料を使うのを避けないといけません。
○バイオ燃料なら地球を温暖化させることはない!
バイオ燃料は、植物から作る燃料のことで、トウモロコシやサトウキビなどから作られています。
サトウキビやトウモロコシは成長する際に、二酸化炭素を吸って酸素を吐き出します。
つまり、バイオ燃料は作る過程において二酸化炭素を減らすことになります。
そして、いざ使用すると逆に二酸化炭素を発生させることになります。
二酸化炭素を発生させるのは良くないと思うかもしれませんが、燃料は植物が吸収した二酸化炭素量しか排出しないので、結果的にはプラスマイナス0になり、地球温暖化の影響はないとされています。
環境に全く影響がないとは言いきれませんが、化石燃料に比べて環境に対しての影響が少ないのがバイオ燃料になります。
現在、一般的に使用される化石燃料は地中深く埋まっており、人工的に生成することができないものなので、使用すれば大気中の二酸化炭素の量が増やすだけの代物です。
石炭や石油は使用する分だけ、二酸化炭素が増えるので、できるだけ使用量を下げて行きたい燃料になります。
さらに、木炭はバイオ燃料と同じ、植物由来のものになりますが、木炭に使用される木材は森や林を伐採して使用する燃料であり、伐採後すぐに森が復活するわけではりませんし、伐採されると二酸化炭素を酸素に変換してくれる木が減少するわけですから、悪影響だと考えられています。
伐採された後に木を植えて元のように大きな木が生えればプラスマイナス0になります。
現状、森は減っているので木炭の使用はマイナスになっています。
地球温暖化は私たち人間が引き起こしているのです。
燃料のことを考えて二酸化炭素の排出量を減少させましょう!