コンクリートの近くにいて素早く動く小さな赤虫はダニ!?鬱陶しい赤いダニの対処方法は?
コンクリートのなどの近くに、大量に1mmほどの小さな赤い虫を見たころがある人も多いのではないでしょうか?
彼らは、タカラダニと呼ばれるダニの仲間でありで、分類的には昆虫ではありません。
私の家にも毎年のように発生し、つぶれると赤い液体が出るため素手では退治しません。
5月ごろに大量に発生するタカラダニの対処方法を知っておきましょう。
○タカラダニは基本的に無害であり放置しても問題ない!
タカラダニは、5月ごろに大量に発生し、ちょろちょろ素早く動いて気持ち悪いと思っている人もいると思いますが、タカラダニが吸血するのは昆虫(セミなど)であり、人間やペットには吸血することはありません。
そのため、人間に対しては無害であり放置していても心配のない昆虫なので、わざわざ退治する必要性はありません。
しかし、動きと見た目が気持ち悪く、室内に侵入したり洗濯物についたりするので、不快害虫とされています。
基本的に無害ではありますが、素手で潰すと稀にアレルギー反応をおこすことがありますので、肌が弱い方は気を付けた方が良いでしょう。
また、タカラダニから人間を刺してくることはありませんが、触ると刺さる可能性はありますので、触らないようにした方が良いでしょう。
潰すと赤い液体がでますが、ダニの体液なので動物の血液ではありません。
潰れやすいので、洗濯物に付着しているタカラダニを退治する場合は十分に注意しましょう。
○タカラダニはどのような生態をしているの?
タカラダニは、家の周辺で良く見かけるダニではありますが、生態については良くわかっておらず、不明な点も多いダニなります。
現在の調査では、メスのタカラダニしか見つかっておらず単為生殖によって増えると考えられており、一匹が数十個の卵を持っている場合もあります。
栄養は、花粉などの有機物や、昆虫を吸血して得ていると思われます。
タカラダニがコンクリートに大量に発生する理由は、タカラダニの餌となる花粉がコンクリートに付着しやすいためだとされています。
さらに、コンクリート周辺は他の昆虫がおらず、タカラダニの天敵が少ないこともタカラダニが大量に発生する原因になっていると考えられています。
つまり、タカラダニにとってコンクリート周辺がとても住みやすいために、大量に発生していると推測されているのです。
○タカラダニはとても弱い生き物なので水で退治できる!
タカラダニは、とても弱い生き物なので、指で触るとすぐにぶれますし、殺虫剤を吹きかけてもすぐに死んでしまいます。
しかし、子どもがいるので殺虫剤を使用したくない家庭や指で潰したくない人もいると思いますので、そういった場合は水で洗い流してしまうのがおすすめになります。
タカラダニは、水に弱いとされており、梅雨の時期になると水に流されて多くがいなくなります。
梅雨まで待てないという人は、すぐに水で流してしまえば死滅してしまいます。
さらに、水で流して周辺を掃除することで、タカラダニの餌となる花粉を洗い流すことに繋がり、再びタカラダニが発生するのを予防してくれます。
タカラダニを追い払いたい人は水で流してやりましょう。
殺虫剤を吹きかけるだけでも簡単に死にますので、寄せ付けないようにコンクリートに吹きかけておいても良いでしょう。
7月ごろになれば、自然とタカラダニはいなくなりますので、気にならない家庭はほぼ無害なのでそのまま放置しても良いでしょう。
○退治しても来年も発生する可能性あります。
タカラダニは、コンクリートの隙間に卵を産むとしおり、完全にタカラダニを退治するのは難しいでしょう。
そのため、今年は退治できても来年は孵化したタカラダニが大量に発生する可能性があります。
キレイに掃除をすることで、餌が無くなって発生を減らせると思いますが、発生を阻止すのは難しいでしょう。
来年も発生した場合はそのたびに、水や殺虫剤で対処してください。
発生時期はわかっていますので、発生する前に殺虫剤をまいておくのも良い方法かもしれません。
4月下旬から少しずつ発生しますので、4月中旬に殺虫剤をまいておけば予防効果が期待できるでしょう。
タカラダニは不快なので、水で洗い流して退治してしまいましょう!