日本の蟻って毒を持っているの?蟻に刺されてしまった時の対処方法とは!?
皆さんは蟻が毒を持っていると思っているでしょうか、日本では蟻に刺されたという事を聞くことはないために蟻は毒を持っていないと思っている人が多いでしょう。
また、世界にはヒアリやハリアリといった毒をもった危険なアリが生息しており、「日本にも危険な蟻がいるのでは?」と心配している人もいるかもしれません。
日本の蟻は毒を持っているのでしょうか、または、刺してくることはあるのでしょうか?
〇実は蟻は蜂の仲間なのです!
日本では蟻は危険な生物だという認識はありませんよね、これは、たまたま私たちの身の回りにいる蟻が毒針を持っていない種というだけです。
実は、蟻は蜂の仲間であり、体の特徴などは蜂に似ており、毒を持っている事が多い虫なのです。
また、日本で見かけることが多いクロオオアリは、毒を持っていないというわけではなく、毒針を持っていないので、人を刺すことが無いだけなのです。
クロオオアリは餌となる昆虫を捕獲する際に、毒を噴射して捕まえることが知られており、日本で一般的に見かける蟻も毒を持っています。
ただ、人には毒液を噴射しても皮膚にはじかれてしまうので、蟻が毒を持っているという感覚が無いのです。
また、クロオオアリ以外の種も毒を持っていますが、針が小さくて刺さらない、毒が強くないなどの原因によって、噛まれたと思うことあっても、毒があると思う人は少ないようです。
このように、日本の蟻は毒を持っているものの、人に悪影響を与えるほどの毒を持っている蟻がいないと考えられます。
〇海外から危険な蟻が侵入してくる可能性も?!
日本の蟻は危険性低いので、触ったとしても毒にされて死ぬようなことはありません。
しかし、海外には毒性が強い蟻が生息しており、蟻に刺されて亡くなってしまう人が毎年のようにします。
危険な蟻の一種であるヒアリの原産地は北アメリカですが、アメリカや中国、オーストラリアなどに侵入しており、日本にもヒアリが侵入してしまう可能性はあるといわれています。
現在の日本では、蟻は危険性ない生物ではありますが、もし、海外から危険性の高い蟻が侵入してしまうと、日本でも蟻は危険生物となってしまうかもしれません。
ヒアリの名前の由来は、刺されると火が付いたように痛みがはしるためで、最悪の場合は死に至る可能性もあるほど、危険性が高い蜂になります。
できれば、侵入してきてほしくない蟻ですよね。
〇蟻に刺されてしまったらどうすれ良いの?
日本の蟻は危険性が低いため、刺されてもそれほど危険性は高くありません、
日本に生息して蟻にさされてしまった場合には、ムヒなどの、虫刺されに効く薬を塗っておくと良いでしょう。
もしかすると、アナフィラキシーショックを起こす可能性もありますので、刺された場所が大きく腫れるなどの症状があれば、病院に受診するようにしましょう。
また、蟻に刺されて強い痛みが感じた場合には、すぐに皮膚科に受診するようにしましょう!
その時には、蟻の捕獲したり、写真を撮ったりして、特徴を把握しておくと、なんの蟻に刺されたのか、すぐに判断することが出来て、対処がしやすくなります。
日本に蟻にありにされて、強い痛みが出てしまうという事は、無いとは思います。
もしかすると、すでに日本に危険性の高い蟻が、侵入してきているのかもしれませんよ。