卵の賞味期限は生で食べることができる期間!?だから賞味期限が切れても1週間は加熱すれば問題なく食べることができる?!
私は卵が好きで、週に10個以上食べるのが基本となっているため、回転率が良く賞味期限が切れてしまうことがあまりないのですが、時々、気付くと賞味期限が切れてしまうことがあります。
賞味期限が切れた卵を捨てるのは待ってください。
卵は食中毒になる危険性が高そうで、賞味期限が切れたらすぐに廃棄しないといけないような気がしますが、冷蔵庫できちんと保存していれば、賞味期限が切れて1週間は加熱調理で食べることができるのです。
○日本の卵は元々殺菌されている?!
卵で危険視されているのは、卵の殻についているサルモネラ菌で体内に侵入すると下痢や嘔吐などの症状が出るとされています。
日本の卵は、サルモネラ菌による食中毒を起こさないようにするため、卵の殻をしっかりと消毒しており、食中毒になる危険性はそこまで高くありません。
そのため、日本の卵は生で食べることができるのです。
海外で販売されている卵は、殺菌されていないものがありますから、海外では生卵を食べることがほとんどありません。
自家製卵の場合は、とれたてであれば問題なく食べられることもありますが、状況が分からないので、生食は自己責任でお願いします。
スーパーで売っている物は、基本、殺菌してあるから安心なのです。
○過熱すればサルモネラ菌は殺菌できるから安全
卵に表示されている賞味期限は、安心して生で卵を食べられる期間のことで、卵を捨てるべき期限のことではありません。
卵で恐ろしい菌である、サルモネラ菌は加熱に弱い菌であるため、加熱調理をすれば殺菌することができます。
そのため、賞味期限が過ぎた後も、加熱調理をすることで、滅菌することができるので、おいしくいただくことが可能となっています。
ただし、保存状態によって、賞味期限前でも卵がダメになってしまう可能性も十分にあります。
冷蔵庫に保存せずに常温で保存したりすると、早くダメになりますので、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
卵は温度変化に弱いので、冷蔵庫の奥にしまった方がダメになりにくいです。
だから、冷蔵庫の扉に卵をしまうのは、卵にとってはあまり良い場所ではないとされています。
ちなみに、スーパーでは卵を常温にしておいていますが、温度変化や結露によって、卵がダメにならないように考えられ、冷蔵庫に置かず平積みされています。
常温で保存されていることも、考えて賞味期限が設定されていますので、スーパーでの平済みは気にする必要性はありません。
家にかえったら、冷蔵庫の奥で、温度変化を起こさないように保存しましょう。
○ヒビが入っている卵は生では食べられない?!
卵にヒビが入っている場合は、賞味期限であっても生で食べない方がいいです。
私たちは気付かない程度の場合も多いですが、卵にヒビが入ると、卵から栄養素が外に漏れることになります。
その結果、卵の表面についいた微量のサルモネラ菌が急速に増殖して、食中毒を起こす可能性が高くなります。
また、ヒビから卵の内部に細菌が侵入してしまって、内部から腐ることもありますので、ヒビの入った卵は生で食してはいけないとされます。
ただ、加熱したら、食べられる場合がほとんどですので、割って異臭がしないことを確認してしっかり加熱して食べましょう。
腐った卵は、異臭がしますので、多くの場合は臭いで気付くことができます。
ただ、人によって判断が違いますので、完ぺきとはいきません。
だから、ヒビが入った卵に不安を覚える場合は、捨てて処分した方が良いかもしれませんね。
○卵を水で洗ってはいけない?!
卵の食中毒をおそれて、卵を水で洗ってしまう人がいますが、卵を水で洗っては絶対にいけません(食べる直前なら水で洗っても良い)。
水で洗って、サルモネラ菌が取れるなら、パックに詰める前に、しっかりと水で洗っているはずです。
逆に卵の表面に水が付くと、サルモネラ菌の増殖を助けてしまいます。スーパーが常温で保存するのも、結露にならないためです。
家に帰ってパックを開けて、水で洗うという人もいるかもしれませんが、卵を水で洗うのは絶対にいけませんよ。
水で洗えば、賞味期限前に卵が腐ってしまう場合があり、生で食べてサルモネラ食中毒になることもあるのです。
買った卵は、洗わずにそのまま冷蔵庫に入れるようにしましょう。
キレイな布で、卵の表面の汚れをふき取るのは問題ありません。
卵は、保存方法を間違えると、腐ってしまう場合がありますから、保存方法を守って、賞味期限が切れた場合は、早めに加熱して食べるようにしましょう