携帯電話に指紋認証機能がついてくる時代!指紋認証は便利だけど危険性もあるので注意が必要?!
個人認証として使用されることが多くなってきた、指紋認証が携帯電話(スマートフォン)にも使用されるようになってきました。
指紋は、人によって形が違い、同じ人は一人もいないとされ、遺伝子(DNA)が同一である一卵性双生児でも指紋は違うのです。
だから、基本、同じ指紋を持っている人間は一人もいません。
そんな指紋を認証する指紋認証の利便性と危険性を理解しておきましょう。
○指紋認証が使用される理由
指紋認証が使用されるようになった理由は、指紋は個人特有のもので家族や双子であっても同じでは無いためです。
そのため、本人しか認証することができず、誰かが認証するために見ていてもパスワードを入力していませんので、盗むことができませんし、ランダムに入力して通り抜けることも難しくなっています。
また、指紋は誰でも持っているものであり、他の生体認証よりも使用しやすいという点も選ばれる理由です。
さらに、指紋認証は本人確認にもなりますので、暗証番号に比べて安全性が高くなっています。
○指紋は生まれた時に決まるから変わることはない
指紋の形は、生まれた時にきまり、成長して指紋が大きくなっても大きく変動することはありません。
そのため、10年前の指紋であっても本人の指紋であることを確認することが可能となっており、基本、登録すれば一生使い続けることができます。
さらに、指紋は火傷を負ったり、傷ついたりしても修復した際には元と同じ指紋になります。
そのため、指紋が一時的に損傷しても、怪我が治れば同じように使用することが可能となっています。
ただし、怪我の度合いによっては、治らない場合もあります。
○指紋は一卵性双生児でも違うのはほんとうなのか?
兄弟間では指紋が似ることはありますが、全く同じになることはなく、指紋認証では基本的に問題にはなりません。
一卵性双生児になると非常に近い指紋になることが多いですが、よく見ると違うものになります。
私たちの指紋は指によって形が違い、右手と左手の親指であっても対称ではありません。
自分の左右の指でも変化が出てしまうのですから、双子の指紋が同じになることはあり得ないと考えられます。
ただし、指紋は稀に他人を本人と検知することがあり、双子になると本人と感知される可能性が高いかもしれません。
これは、認証の際に完全に一致すると本人でも認証できない場合が発生し、軽い傷やむくみなどでも本人が除外され、認証できなくなるのを防ぐためです。
指紋のズレが奇跡的に少ないと、他人でも認証できる可能性もあるかもしれませんが、基本的には、認証できないので気にする必要性はないでしょう。
○指紋は意外と簡単に複製ができてしまう?!
指紋認証は、暗証番号がなくて信頼性が高いといましたが、指紋がわかれば暗証番号よりも簡単に認証を通すことができるとされています。
例えば、指紋を採取してシリコンで複製すれば簡単に指紋認証が通る指を作ることができます。
しかも、指紋は至るところにつくので意外と簡単に採取することができ、複製は簡単につくれるといわれています。
また、本人の指を使用すれば認証できるので、携帯であれば寝ている隙に指紋認証を近づけて、簡単に解除することができます。
しかも、指紋認証の場合は、パスワードを覚える必要性がありませんので、寝ている人が近くに入れば、今まで以上に簡単に解除することが可能です。
指紋認証は、信頼性が高い部分と低い部分の二つが存在しています。
○一度突破されれば信頼性がかなり低くなる
指紋は、生涯変わらないものなので、ずっとパスワードが同じ状態といえます。
いろいろなサイトが同じパスワードだと、一つのパスワードがわかれば、多くのサイトを開くことができ、指紋認証も一度でも複製を作られればいろいろな場所で使える状態になります。
パスワードであれば変更すれば問題を解決することができますが、指紋を変えることはできませんよね。
指紋は、生涯変更不可能なので、一度でも指紋を盗まれたら、常に信頼性が低い状態になってしまいます。
この状態では、パスワード以上に信頼性が低くなってしまい、危険にさらされることになります。
このように指紋認証は、いろいろな問題点も存在しているのです。
指紋認証の利便性と危険性について理解しておきましょう!