ビールと第三のビールの違いは一体何?お酒を飲むなら第3のビールが一番お得?!
お酒は健康にあまり良くないと言われていますが、お酒が好きな人にとってはお酒を辞めることは難しいでしょう。
もっとも飲まれているお酒といえばビールになりますが、近年ではビールの変わりに発泡酒や第三のビールの売り上げが伸びてきているといわれています。
発泡酒や第三のビールは、ビールよりも低価格で購入することができ、味も非常に近いのでお得な商品となっています。
なぜ、発泡酒や第三のビールが普通のビールよりも低価格で提供することができるのか知っていますか?
○ビールの定義を知りましょう!
ビールと発泡酒と第三のビールの違いは、製造する時の原料の違いで日本では法律によってお酒の種類が決められています。
ビールの場合は、原料の3分の2以上が麦芽でビールに使用して良い他の原料も決められています。
ビールはそのまま「ビール」に分類されています。
発泡酒の場合は、麦芽を使用するが3分の2未満または、ビールに使用できない原料を使用している場合で「発泡酒」に分類されます。
さらに、第三のビールは、麦芽自体を使用しないお酒であり、穀類や糖類を原料にして作るものになり、第三のビールは酒税法上「その他の醸造酒」に分類されることになります。
このように製造の違いから、ビール、発泡酒、第三のビールは分類に違いがあります。
○なぜ、ビールが一番高く販売されるのか?
元々ビールの定義は100年以上に前に決められたものであり、ビールのような「発泡酒」や「その他の醸造酒」は販売されていませんでした。
その当時から最も消費されているお酒であるビールから税金を多く取ろうと考えられたために、ビールの税金が最も高くなりました。
そのため、現在販売されている350mlのビール税金が74円であるのに対して、発泡酒は47円、第三のビールは28円となっています。
この税金差の分だけ、発泡酒と第三のビールの値段が安くなっており、特に第三のビールが安く済むことがわかります。
原料が安いから、第三のビールが最も安いというわけではないのですね。
○似せてはいるが、ビールが一番おいしい?
発泡酒と第三のビールは、ビールに似せてはいる物の原料に違いがあるので、やはり風味や苦みに違いがでてしまいます。
そのため発泡酒や第三のビールが苦手という人もいるでしょう。
逆にビールはあまり好きではなく第三のビールの方がおいしいという人もおり、個人差があるといえるでしょう。
しかし、一般的に一番ビールがおいしいといわれており、第三のビールはビールほどおいしくないという人が多いような気がします。
経済的なことを考えた場合は、第三ビールを飲むことを推奨しますが、どうしてもビールじゃないと嫌だという場合はビールを飲んでも良いと思います。
○フルーツビールは発泡酒だけど税金はビールと同じ!
ビールに果汁入れて香付けしたビールをフルーツビールと一般的に呼びますが、日本では発泡酒に分類されます。
これは、果汁がビールの原料として認められていないためで、基本的にはビールと変わりません。
また、海外からは、ハーブの入ったビールなどが輸入されていますが、これも発泡酒になります。
発泡酒と分類されていますが、麦芽の比率は完全にビールと同じものになりますので、税金はビールと同じようにとられることになりますので、発泡酒だからといってフルーツビールが安いわけではありません。
フルーツビールはフルーツの味わいがするので、試してみたい方は購入するといいかもしれませんね。
ビール系のアルコール飲料は、もしかしたら税金が統一されるかもしれないとされているので、いつかはビールも発泡酒も第三のビールのどれもほぼおなじ値段で販売されるかもしれません。
そうなれば、第三のビールを飲んだとしても損得が無いので、自分の好きなビールを飲めばいいですが、現在は第三のビールが最もお得なので第三のビールを飲むことをおすすめします。
ビールは分類によって、税金が違うことを理解していただけたでしょうか?
ビールや発泡酒、第三のビールの金額の差は、税金であり味とは関係がないということなのですね。