こたつが火災の原因になることがある?!冬のこたつの使い方について考えてみましょう。
寒い冬に使用する暖房器具の代表といえば「こたつ」ではないでしょうか?
こたつは、非常に温かく、こたつの中で眠ったりするととても気分がいいですが、使用方法によっては火災を起こして、家を全焼させてしまうこともあります。
間違ったこたつの使い方をしていないか考えてみてみましょう!
○こたつで洗濯ものを干すのは非常に危険!
冬に外が雨や雪などの場合、洗濯物を乾かすのに非常に時間がかかってしまいます。
そこで、洗濯物を早く乾かすために使用されるのが、こたつになります。
こたつの中の温度は、室温よりも高く、洗濯物が非常に乾きやすい温度となっています。
こたつは乾かすのに非常に便利かもしれませんが、布が燃えて火災を発生させてしまう可能性があります。
こたつは、私たち人間も入る暖房器具なので、ヒーターのように温度が高くなく、火災の危険性を感じないかもしれませんが、熱源の温度は体感温度よりも高く、長時間近くで熱を浴びると火災を発生することが知られています。
また、洗濯物ではありませんが、こたつに座椅子を使用するとこたつ布団が内部に侵入して熱源の付近で熱を加えられることによって発火する事例が存在しています。
こたつで火災を起こしたくない場合は、こたつで洗濯ものを干さないことと、こたつと座椅子をセットにしないことが大切です。
座椅子はどれも良くありませんが、特に手が置けるタイプのものが非常に危険です。
○こたつのコードに注意しましょう
こたつの火災の原因になる物の中にコードがあります。
こたつのコードは、一般的なコードとは違い、熱に強いようにゴムの上に繊維で覆っています。
そのため、熱による火災が基本的に起こることはありませんが、コードが傷つくとショートして火災を起こしてしまう可能性があります。
原因として最もあげられるのが、こたつの机がコードを踏んで、コードが傷つき発火してしまう場合なので、こたつを動かした後に踏んでいないか確認することで簡単に予防できます。
また、コンセントが近い位置にある場合は、コードを紐などでたたんで使用する場合もありますが、コードが傷んでショートしやすくなるので、邪魔になるかもしれませんが、たたまずに使用する方が望ましいです。
さらに、傷ついてコードが古くなったと感じる時はコードを買い替えることで火災を予防することできます。
こたつのコードを十分に注意してしようしましょう。
○使用していないこたつは消しましょう!
こたつは、ヒーターなどに比べて比較的安全な暖房器具となっていますが、絶対に火災が起きない暖房器具ではありません。
人が使用している場合は何らかの異常があると臭いで気づくことができますが、周りに人がいない場合は発火に気づくことができません。
こたつのつけっぱなしで、火災が起きるとは考えにくいですが、注意しておいた方が良いのは確かです。
また、こたつをつけっぱなしにしていると電気代がかさむようになりますので、経済的にもお得ではありません。
特にねる前には、こたつの電源をきることをおすすめします。
こたつが原因で家を全焼させないように注意しましょう。
○こたつは正しい使い方をすれば非常に安全です。
こたつの使い方は、体の下半身を温めるもので、他の使い方をするのはやめましょう。
こたつに体全体をいれることもありますが、脱水症状や風邪の原因になりますので、こたつは足だけをいれることがおすすめです。
使い方が正しい場合は、火災や体調不良を軽減し楽しい冬を過ごすことができるでしょう。
こたつを使用する前には、一度、説明書を読んでおくことで、火災の原因が理解でき、火災を予防できます。
新しくこたつを購入する時は説明書を一読し注意点を理解しておきましょう。
また、こたつが古くなった場合は新しいものを購入しましょう。
こたつの寿命は10年程度といわれており、それ以上の使用はこたつの機能低下や火災の原因になります。
使えるこたつを捨てるのは勿体ないと感じるかもしれませんが、家が全焼した方が問題ですよね。
こたつの使い方を理解して安全にこたつを使用するようにしましょう!