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円高と円安ってなんなの?日々変動しているお金の価値を知ることは大切かも?!

   

円高・円安
多くの人は円高や円安という言葉を聞いたことがあると思います。

日本に住んでいて、日本のお金の「円」しか触れたことがない人からしたら、100円は10年たとうが100円であり、変わらないものだと思うかもしれません。

しかし、世界には円以外の通貨が多く存在し、違う通貨同士が日々取引されており、他の国の通貨からみたら、毎日、円の価値は変わっているのですよ。

 

○円高、円安は一体どういう意味なのか?

円高、円安は他の通貨から見た時に円が安い状態を円安、円が高い状態を円高といいます。

基準を1ドル=100円とした場合、後に1ドル=110円なら円安の状態になります。

1ドル出して100円しかもらえないのと1ドル出して110円もらえるのでは、1ドル出して110円もらえるのがお得で安いことがわかります。

 

逆に1ドル=90円であれば、あまり多くの円をもらうことができずに高いということになり円高になります。

円高、円安は他の通貨からみて、円が高いか安いかによって決まるものになります。

ドルが基軸通貨なのでよく使用されますが、ユーロでも元でもペソでも日本円が他の通貨より高ければ円高、安ければ円安といわれます。

 

○日本の中でもお金の価値は変わる?

日本に住んでいてお金の価値が変わったとあまり感じることはありませんが、日々お金の価値は変わっています。

50年前に比べて、現在の食料品の値段は高騰しており、当時10円で買えていたものが現在では50円で売られていたります。

 

このように、昔は値段が低かったものが現在は高くなっていますが、会社からもらえる給料も昔に比べて高くなっています。

これは、お金の価値が下がったことを意味しており、日本で住んでいればお金の価値の変化を気づきにくいですが、確実に日本のお金の価値は変化しています。

 

また、食料品の値段も日々変化しており、安くなったり高くなったりするのも日本のお金の価値が変化しているからなのです。

お金の価値は見えにくい所で日々変化していることを覚えておくと良いでしょう。

 

○円高や円安によってどんな違いがあるの?

円高や円安はいろいろな分野に関係してきますが、特に輸入、輸出において関係してくるものになります。

円高になると円の価値が上昇するので、他の通貨の価値が減少します。

他国の通貨の価値が減少するとその国の商品の値段も減少し、外国から安いものがどんどん入ってくるようになります。

 

対して、円安は円の価値が下がるので、外国の物を安く購入できなくなります。

しかし、日本の商品の値段は海外からしたら下がるので輸出がしやすくなり、日本の商品が海外に売れていくことになります。

日本の場合は、一般的に円安になると景気が良くなっていくといわれています。

 

○円安になると日本の景気が良くなる理由は?

円安になると日本の商品の価格が海外からみると下がり、売れ行きが良くなるとされています。

日本の商品がどんどん売れるとそれだけ、外国から日本にお金が入り、多くの会社が利益を出すようになり、税収も増えて景気が良くなると考えられます。

 

会社の利益が上がるので、従業員に多くの給料を払うことができるようになりますので、所得も増額すると考えられ給与所得の改善にもつながる可能性があります。

また、消費が拡大することになるので、企業は新しい従業員を雇用する必要がでてきて、就職率の上昇と失業率の減少がみられるようになります。

 

しかし、物価が上昇するので商品が高くなり家計を圧迫するという意見もあります。

物価が上昇する分、給料も上昇すれば物価の上昇を気にする必要性はありませんが、物価の方が給料よりも早く上昇し始めるのでデメリットも少なからずあります。

どちらかといえば、メリットの方が大きいとされているので、徐々に円安になると良いといわれています。

 

ちなみに、円高になると海外の商品が安くなって日本人が多く購入するので円が海外に流失し日本の資金力が減少するといわれています。

円高と円安どちらにもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとはいえません。

お金の価値が変動することによって、どのような効果が生まれるのか知っておくことも大切だと思いますよ。

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