病気と薬の真実?!これだけ多くの薬が販売されているが治療法が確立していない病気が7割もある!?
医療技術は日進月歩で少しずつ、治療法が確立されている病気が多くなってきています。
病院にいって精密検査を受ければ、大抵の病気は良くなり治ると思っている人も多いでしょう。
私も、これだけ医療技術が進化して、長寿になっている日本なら、大抵の病気の治療法が確立されていると思っていましたが、なんと30%しか確立されていません。
○70%は治療法が確立されていない病気
世界には、いろいろな病気があり、毎日のように病気について研究していますが、どんな治療方法で治せばいいのか、探しているものも多いのです。
なんと現在、発覚している病気のうち、70%は治療法が確立していない病気になります。
本当に、全く治療法が見つかっておらず、手探り状態のものもあれば、症状を抑えることは可能ですが、治療することはできていない物もあります。
例えば、日本人で最も死者が多い、「がん」も治療法が確立されていない病気の一つで、初期であれば、治療できますが、ステージが進行していれば、高確率で亡くなってしまいます。
中には、初期で見つかった場合でも致死率が非常に高く、「がん」が出来たらほぼなくなってしまう臓器もあります。
ちなみに、「膵臓」が最も危険な場所で、膵臓がんは発見されて10年後に生きている人は、約5%になります。
そのほかにも、糖尿病や心筋梗塞、高血圧、うつ病、認知症なども治療法が確立されている病気ではないのです。
このように、多くの病気が治るようになった現在でも、7割は治療方が確立されていないという現実があったのです。
○薬の開発には10年~20年かかる!
今、私たちの手元にある薬は、どれほどの長い期間をかけて研究された薬なのでしょうか?
1つの薬が開発され始めて、私たちの手元に届く迄には、10年~20年の間が流れているとされており、かなり長い時間かかっています。
薬として処方され始めた「新薬」も、すでに研究され始めてから、10年経っていたりします。
10年前から研究していると聞くと、新薬じゃない気がしますが、発売されてから日が浅い場合は新薬となります。
10年~20年もかかっているわけですから、多くの研究者や医療関係者、ボランティアの人達がかかわってできた薬なのです。
そんなに、長い間かけて作られてきた薬であっても、有害性や副作用などの問題が見つかれば、人に使用できませんから研究終了となります。
ちなみに、販売される薬は開発をはじめたモノの4%といわれています。
実際に人に投与をはじめる臨床試験であっても、薬の効果が思ったよりも弱い、強い副作用が出た、人と動物では薬の作用が違ったなどの理由から、多く薬が販売されないのです。
薬を作るのって本当に大変なんですね。
○治験ボランティアの数は足りていないらしいですよ。
できるだけ多くの人が救われるように、日々、多くの研究施設で薬の研究をしていろいろな試験を行っているのですが、人に投与する臨床試験でボランティアの数が足りていないようです。
通常のバイトよりもお金がもらえるのですが、やはり、未承認薬を飲むことは多くの人に抵抗があり、お金がほしくても、ボランティア精神がある人でないと受けない場合も多いようです。
新しい薬の開発に貢献して人々の役立ちに立ちたい(お金もほしい)という人がいれば、ボランティアとして参加しても良いかもしれませんね。
薬の開発に協力にするボランティアは「治験」と検索することで、見つけることができますよ。(男性の治験が非常に多くなっています)
多くの人が、参加して多くの人の命が助かる薬が開発されてほしいものです。
○これから治療により治療法が確立される病気も多いでしょう。
薬の研究は、今も続けられており、多くの研究者が病気の治療法を模索してくれています。
今は、治らないと言われている病気であったとしても、数年後、数十年後には簡単に治る病気になっている可能性も十分にあります。
どんどん、新しい薬が開発されて、治療法が確立される病気を増やしてもらいたいものです。
また、治らないにしても症状を抑えることができる薬も開発されています。
早く多くの病気が治るようになるといいですね。
そのためにも治験ボランティアに参加してみてはいかがでしょう?!