6月14日は何の日か知っている?6月14日は世界献血者デーだから献血に行きましょう!
2月14日はバレンタインデーと即座に答えることができる人が多いと思いますが、「6月14日は何の日でしょう?」と言われても、ほとんど人が何の日か答えられないでしょう。
日本で国際デーを覚えている人は、少ないでしょうが、6月14日は世界献血者デーと呼ばれる国際デーになります。
国際デーなんて聞いたことがないという人もいるでしょうが、国際デーは国際機関によって正式に決められた記念日になります。
今まで、献血をしたことがないという人は、ぜひ、この機会に献血をしてみてはどうでしょうか?
○世界献血者デーとはいったいどんな日なの?
世界献血者デーは、献血を行ってくれた人に感謝して、需要が高まっている献血を広く知ってもらうための日になります。
日本では、今日もどこかで、献血を行ってくれている人がおり、献血を行ってくれる人のおかげで、多くの命が救われています。
そのため、献血を行ってくれている献血者に感謝することが大切であり、その感謝する日が世界献血者デーになるのです。
世界献血者デーは、ABO式血液型を発見したことで、ノベール生理学・医学賞を受賞した、カール・ラントシュタイナーの誕生日でもあります。
ちなみに、カール・ラントシュタイナーが発表したのはA型、B型、C型の3つで当時はO型をC型として発表したようで、AB型は発見されていませんでした。
C型からO型に変更した理由もきちんとありますので、一応説明しますが、無視したい人は飛ばしてください。
☆無視しても良いC型からO型になった理由
私たちの感覚からすれば、血液型がABC型であっても関係ないような気がしますが、O型になったのには、きちんとした理由があります。
私たちの血液には、A抗原とB抗原というものが存在し、A抗原とB抗原の有無によって血液型が決まっています。
A型とは、A抗原がある血液型のことで、B型はB抗原がある血液型、AB型は両方の抗原がある血液型のことをします。
では、O型はというと両方の抗原を持っていない血液型であり、「~ない」意味する「ohne」のOからきています。
C型だとC抗原があるように思われることがあるため、C型からO型に変更になったようです。
現在でも、生物授業などの遺伝の組み合わせの表す際に、遺伝がない部分を「O」と表記することがあります。
ないという意味から数字の0を使用しているわけではないので注意してください。
ちなみに、抗原がないので、O型は緊急時の際には、すべての血液型の方に使用することができます。
○献血が不足している事実を知ろう!!
献血にあまり行かない人は知らないかもしれませんが、現在の日本では少し献血が不足しています。
医療技術が着実に進歩している現在の日本であっても、人工的に人間の血液を作ることはできず、出血などにより血液が不足した場合には、献血の血液を使用するしかないのです。
あなたが、もし、事故で出血した場合に血液を分けてくれるのは、献血をしてくれた人たちです。
一度でも輸血されれば、私たちは安全のために献血することはできず、輸血によって助けてもらった分の献血をすることは、一生できません。
だから健康なときに一度でもいいので、献血に足を運んでほしいところです。
特に、O型の血液は、どんな血液型に使用されることあるので、不足しがちなっています。
世界献血者デーを機会に献血をしてみてはどうでしょうか?
○6月14日に集中して献血されても困る場合もある。
世界献血者デーだから、献血をしてみてくださいと言いましたが、6月14日に必要以上に血液が集まっても、残念ながら廃棄することになります。
一度抜いた血液は、そんなに長時間使用できないから、一度に集中して血液を抜くと廃棄する血液ができます。
さらに、一度400ml献血をすると、女性では16週間、男性で12週間、400mlの献血ができませんから、ずらしてもらった方がありがたいのです。
6月14日に自治体の血液型が不足しているなら、献血をすると良いですが、不足していないなら、不足している日までずらして献血してください。
献血する意思は良いことですが、必要のない献血は無駄になるばかりでなく、処分などにお金がかかることにもなります。
献血が集まっている場合は、献血をしてくれている人に感謝して、必要な時に献血をしようと思える日にしましょう!
献血は人の命を救うボランティアです、献血のことをもっと知って献血で社会貢献をしてみてはいかがでしょう。