遺伝子組み換えによって新しい生物が誕生している?!デザイナーベビーが誕生する時代が来るかも?!
遺伝子組み換えといわれて最初に思い浮かぶのは、食品のことだと思いますが、遺伝子組み換えは野菜などの食品だけでなく、動物や人間にも関係してくる問題です。
遺伝子組み換えとは、生物の持っている遺伝子を他の生物の遺伝子に置き換えることです。
遺伝子を操作することによって、通常は持っていない特徴を持っている生物を誕生させることが可能になります。
今は、食品関係が主に行われていますが、最終的には人間の遺伝子も操作される時代が来るかもしれません。
今では考えられない話ですが、生まれてくる子どもが全員ボルト並みの早さで走れるようになるかもしれませんよ。
遺伝子組み換えについてしっかり考えてみましょう!
○遺伝子の組み換えは植物や動物の間でも可能?!
自然界では、植物と動物が交配することは不可能であり、同じ猫科の動物である家猫とライオンですら交配することが不可能です。
しかし、遺伝子組み換えの場合は、交配させるのではなく、遺伝子を切りとり貼り付ける物なので、植物だろうが、動物だろうが、人間だろうが、組み合わせることは可能となります。
だから例えば、鳥の遺伝子を持ったカエルを誕生させることも可能になっています。
いろいろな遺伝子組み換えの実験が行われており、人間の遺伝子をネズミに入れて、通常よりも大きな脳を持ったネズミを誕生させることに成功しています。
現在、他の動物の遺伝子を持っていたり、他人の遺伝子を持っていたりする子どもが誕生していませんが、いずれ遺伝子を組み換えされた子どもが生まれる可能は否定できません。
倫理的に問題があるので、公に遺伝組み替えによって生まれた子どもがいることを発表していないだけかもしれませんが・・。
○遺伝子組み換えされた動物は元の動物よりも優秀であるために危険?!
遺伝子組み換えが行われるのは、動物や植物の欠点を減らすためや、動物や植物に良い特徴を与えるために利用されます。
つまり、遺伝子組み換えが行われた生き物は、元の動物よりも優秀になっている可能性が高いのです。
そんな、優秀な生き物や植物が外の世界に出れば、元々住んでいた生き物たちの生態系を崩す可能性があります。
新しい生物が外に出た結果、新生物が多くなり、在来種の生息地を減少させて、新生物ばかりがいる森ができてしまう危険性もあります。
他の動物だけでなく、新しい超人的な人間が誕生すれば、私たちのような古い人間は壊滅されて、新しい人間の時代が来る可能性もあるのです。
新しい生物が誕生するというのは、生態系を崩す恐ろしい行為ともいえるでしょう。
○新しい生物は今も誕生している?
遺伝子組み換えは日々行われているので、新しい特徴を持った生物は今も誕生し続けています。
遺伝子組み換えが行われた動植物は、病気にかかりにくいなどの良い特徴がありますが、自然に放てば生態系に異常をきたしてしまう。
倫理的に遺伝子組み換え動物の研究を続けるのは、良くないという考えた方もあります。
皆さんは遺伝子組み換えによって誕生している動植物が増えることをどう思うだろうか?
○最終的にはデザイナーベビーが誕生するようになる?!
背の高い子どもがほしい、髪が茶色の子どもが良い、目が青い方がうれしいなど、生まれてくる子どもが理想の子どもであってほしいと願う大人もいるでしょう。
遺伝子組み換えを行えば、背が高くて、髪が茶色で、目が青くて、頭が良い子どもを誕生させることが可能となってきます。
そのように遺伝子組み替えにより生まれる子どもをデザイナーベビーと呼びます。
倫理的な問題から、デザイナーベビーは誕生していませんが、これから誕生する可能性は十分にあります。
また、優秀な子どもがほしいと願う大人もいるので、もしできるとなれば多くのお金がかかってもデザイナーベビーをお願いする人も現れるはずです。
さらに、生まれてくる子どもが、ガンなどの生活習慣病にかかりにくい体にすることもできるとされ、いろいろな遺伝子操作を行った赤ちゃんが誕生する日も近いかもしれません。
多くの人が、デザイナーベビーを誕生させるようになれば非常に怖い事ですが・・・。
デザイナーベビーはいろいろな遺伝子が混ざっており、父と母以外の人の遺伝子も多く含まれるようになるため、父と母が純粋な両親ではなくなるなどの問題もあります。
色々な意見もあり、メリットだと思う人もいるでしょうが、慎重に考えていく必要性があるのは確かです。
遺伝子組み換えがもたらす未来について、少し考えてみた方が良いかもしれませんね。