野良猫を飼い始めるには注意が必要!?病気持ちの猫かも?!そして驚くほど数が増えるかも?!
外に出て野良犬はめったに見かけることはありませんが、野良猫は多くの人が見たことがあるのではないでしょうか?
ペットを飼いたいと思っている人が、野良猫を拾って飼い始めることは多いのですが、野良猫を飼い始める時は注意しないといろいろな問題が起きてしまうことがあります。
特に問題となっているのが、多頭飼育で数匹の猫を飼い始めたつもりが、1年で50匹を超えたなんてこともあるのです。
野良猫の注意点を知って、野良猫をペットとして飼い始める時には十分に注意しましょう。
○野良猫は病気や細菌に感染している可能性が高い!?
「一軒家だから野良猫を飼っても大丈夫!」「野良猫は餌を上げるだけで飼育は簡単」と思っている人もいるかもしれませんが、野良猫を飼い始めるのは意外と大変なのです。
野良猫の多くは、何らかの感染症や菌を持って生活しているため、飼育する前にきちんと検査を受けないといけませんよ。
良く知られているのが、猫エイズや白血病ウイルスで、人間には感染しませんが猫が重篤な症状になったり、隣人の猫や同居猫に感染させたりすることもありますので、検査を受ける必要性があります。
また、最も恐ろしいのは人間に感染する可能性あるQ熱や細菌性感染症になります。
これらの感染症に感染すると最悪の場合は、飼い主が死亡してしまい取り返しのつかないことになります。
野良猫を飼い始める時は、まずは検査をして危険性がないことを確認して飼い始める必要性があります。
○猫はビックリするぐらいどんどん増える!
野良猫をペットにする人も多くいますが、メス猫を飼育していると家を出いき帰ってくると数匹の子猫を連れていたというのは良くあることなのです。
数匹増えただけなので、そのまま飼い続けて親猫が外に出ないようにすれば大丈夫だと思うかもしれませんが、なぜかどんどん猫が増え始めて最終的に大変なことに・・。
また、猫は生後4カ月から6か月経つと親離れを行い、それ以降は親子姉弟であろうが他の猫であると判断するようになります。
そうなると猫同士は繁殖を行うようになり、増えていくことになります。
親子猫で完全室内飼いなので増えないと思っていたら、どんどん子どもが生まれて数年後には50匹を超えているのです。
猫は生まれて4か月~12カ月で性成熟し、年に2回子どもを産むこともありますので、びっくりするぐらい一気に猫が増えます。
そうならないためには、猫を去勢して子どもを産めないようにするしかありません。
これを行わないと、のちに猫が増えちゃった問題が起きるので必ず行うようにしましょう。
可愛そうだからと思っていると、飼育できる頭数を超えて飼えなくなって結果的に殺してしまうことになるかもしれません。
猫は単独で生活する生き物なので、多頭飼育はストレスの原因にもなりますので注意しましょう。
○野良猫も悪いとこばかりではないですよ
感染症の問題や繁殖の問題などを聞くと、野良猫は飼育に適していないという印象を受けるかもしれませんが、野良猫はペットショップの猫よりもメリットが多くあります。
まず、検査や去勢などによってお金がかかる野良猫ですが、ペットショップよりは格安で飼育を始めることができます。
種類を気にしないのであれば、ペットショップよりも拾ってくる方が確実にお得になります。
また、野良猫は病気に強いという特徴があります。
一見するとペットショップの猫の方が健康的で病気になりにくいと思ってしまいますが、最初に病気を持っている場合はありますが、野良で育っているので体は丈夫であることが知られています。
ペットショップで販売されている猫は、純血種といわれますが、病気となる劣勢遺伝を持っていることが多く、足が悪くなくなったり、心疾患を持っていたり、免疫力が弱かったりします。
本来の猫には種類などはなかったのですが、人間が種類を分けるために交配を行った結果何らかの疾患となる遺伝子を持ってしまうのです。
だからペットショップで販売されている猫は野良猫を飼育した場合よりも圧倒的に寿命が短くなっています。
健康面を考えると純血種はよくなく野良猫の方がよいです。
これから、長く付き合っていくつもりがあるのなら野良猫を選んだ方がよい場合もあります。
猫を飼い始める前には、まず良く調べてから猫を飼える環境を整えてあげましょう!
そして、野良猫でもペットを飼うと良い効果があるのですよ。