カレンダーにかかれる大安、仏滅、友引とは一体なんなのか?六曜の意味を知っていますか?
カレンダーなどに、大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅と書かれているのを見かけることがあると思いますが、実際なんのために書かれているかわかっていない人も多いと思います。
大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅の六つあることから六曜(ろくよう)と呼ばれ、その日の運勢を期したものになります。
一体どんな意味が込められているのでしょうか?
☆六曜とは一体どんなもの?
六曜の元は、中国で発祥したとされていますが、誰がどのように作ったのかは定かではなく14世紀ごろ日本に伝わって日本独自の解釈を施されて今に至るとされています。
先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順にグルグルと周りながらカレンダーに書かれていることが知られています。
また、旧暦の1日(ついたち)は、決まった六曜に変更されており、1月と7月は先勝、2月と8月が友引、3月と9月が先負、4月と10月が仏滅、5月と11月が大安、6月と12月が赤口になります。
こちらも月ごとに先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順で回っています。
ただし、変更の基準が旧暦なので、通常のカレンダーの日付を見ただけでは六曜のどれに当てはまるかほぼわからないと思います。
新暦ではなく、旧暦を使用することによって法則性がわかりづらく、毎年少しずれて神秘性が増していますが旧暦基準で見れば非常に簡単な法則で成り立っているのがわかります。
近年の日本では旧暦を気にすることはほとんどありませんので、旧暦基準であることを知らない人も多いでしょう。
☆六曜の一つ一つにはどんな意味があるの?
○午前中に吉の先勝!
先勝の読みは「せんしょう」、「せんがち」、「さきかち」などのいろいろな読み方があり人によって呼び方に違いことがあります。
先勝は、文字からイメージしやすく、早く(先に)ものごとをやった方が良い(勝つ)という意味で使用されるもので、午前中の運勢が良いとされています。
正午は普通で、午後2時になると逆に運勢が悪くなるとされています。
六曜を信じるなら先勝の日は、午前中に物事をすべて終わらした後に午後からあまり勝負事はしない方がよいかもしれません。
○友引は友と引き分けるから?
友引(ともびき)の意味は、友達と勝負ごとをすればこの日は引き分けるところから友引とされています。
つまり、この日勝負をすると決着がつかないからこの日は勝負をしない方が良いというもので、勝敗を決めるなら他の日が良いとされています。
友引の意味を知らない人も多く、友引に勝負をしている人もいるので勝負をしてもさほど問題ないでしょう。
また、友引でもっともいわれるのが「葬式は友引に上げるべきではない」になりますが、六曜と仏教は、ほぼ関係ないので友引に葬儀をしても問題ではありませんが、参列者のことを考えて一応友引は避けておいた方が無難でしょう。
若い人は気にしない傾向が強いですが、年齢が上がるにつれて六曜を気にする傾向が強いです。
○先負は平静な一日が良い
読みは「せんぶ」、「せんまけ」、「さきまけ」など先勝と同じでいろいろな読みがあります。
先勝の逆の意味と取られ午後が吉とされることも多いですが、いそがずに後回しにした方が良いので、今日は平静に過ごした方が良く午後なら勝てるという意味にとられない場合もあります。
六曜てきには、まあ無難な一日を過ごせばよいということなのでしょう。
○6日に一回滅びる勢いの仏?
仏滅(ぶつめつ)は、仏も滅されるほどの悪い一日から来ており、仏滅に祝い事をするのはやめておいた方が良いとされています。
仏教にほとんど関係ないのに、なぜか仏が出てくる仏滅、六曜を決めた当時の日本人が仏教を信仰していたためではないかと私は思います。
しかも、6日に一回仏が滅ぶるほどの悪い1日にくるから驚きである。
一応結婚式などの祝い事では、避けておくのが無難ですが、さほど気にする必要性もないかもしれません。
人によって解釈の違いがある場合はあります。
○最も良いとされる大安
最も良い1日とされる大安(たいあん)に結婚式を行われることが多く、何をやっても上手くいくとされている日です。
近年良く行われる結婚式は、キリスト系の物が多いのですがが、日本では大安が選ばれること多いです。
最近は気にしない人も多いが、願掛けの意味合いを込めて一応、大安を選択することをおすすめします。
親族や友人が気にしないのであれば、わざわざ大安を選ばなくても良いと思います。
大安以外なら先約がいることが少なく日付も自由なので、選ぶ側としては非常に楽でよいですね。
○赤口も良くない日?
もっとも意味が分かりにくい日の赤口は「しゃっこう」「しゃっく」「せきぐち」などと呼ばれ、不吉な日になるらしい。
正午だけはそれなりによりとされるが、それ以外は良くないとされています。
赤口だけで運勢が悪い日であることを理解できる人はそれほど多くないでしょう。
カレンダーに書かれている六曜にはこのような意味が込められているようですが、現在では気にする人はほとんどいません。
一応、意味が分かると良いかなというぐらいでそれほど覚える必要性はないでしょう。
また、意味が分かるとまともな日が大安ぐらいしかないことに気づきます。
使う場面もあるかもしれませんので、一応、頭の片隅に入れておくと生活に活用できるかもしれませんね。