サービス業はロボットに変わる?仕事にロボットが参入し始める可能性があるかも?!
皆さんが働いている職場にロボットが進出してくる可能性について考えたことがあるでしょうか?
現在、働いているロボットは、工場で機械の組み立ての手伝いをすることが多く、大半は製造業の働き手としてロボットは使用されています。
これは、ロボットがプログラム通りにしか動くことができず、単調な仕事を得意としていたためです。
しかし、近年では急速にロボット技術が進み、人間と会話をすることができるロボットも開発され、単調な仕事だけではなく人間と同様な仕事ができる可能性ができ、他の産業にもロボットが進出できるといわれてきているのです。
特にロボットがサービス業に参入するではないかといわれています。
すでに、サービス業の一つであるホテルにロボットが参入しているのを知っていますか?
サービス業にロボットが参入すると生活が良くなるのか?逆に悪くなるのか考えてみましょう。
☆なぜロボットがサービス業に参入してくるのか?
ロボットといえば非常に値段が高いイメージがありますが、期間で考えれば人間を雇うよりも安くなる可能性があります。
例えば5年間人間が働いた場合は、60カ月働いてくれているわけですが、1ヶ月に20万円ほど費用がかかるとした場合、5年間で1200万円ものお金を支払うことになります。
これがロボットであれば、購入費が600万して、電気代などが月1万円かかるのであれば5年間で660万円になります。
しかも人間の場合は、働くとして1年で250日程度ですが、ロボットの場合は365日働いてくれ、コンビニであれば、人間は1日8時間に対して、メンテナンスの時間を考えなければロボットは3倍の24時間も働いてくれます。
結果、ロボットを購入すれば人件費を抑えることができるとされているのです。
☆ロボットがサービス業に参入して何がお得なの?
感情が無いロボットがサービス業に参入してくるはずがないという批判的な意見も多いですが、ロボットには、感情が無いというデメリットを補うだけのメリットがあるのです。
だから、サービス業にロボットが参入してくるのです。
○ロボットで企業の利益が大きくなる?!
ロボットの費用は、人間と比べると安くなる可能性が高く、ロボットを雇うと企業に入る利益が増える可能性が高くなります。
ロボット1台当たり1年に100万円の人件費が浮くとすれば、100人減らして、100台雇うと年間1億円の利益がでるということになりますね。
ロボットは、初期費用がかかるので、最初の年は損をすることになりますが、企業は目先の得よりも未来を見据えることが大切になるので、多くの企業がロボットを雇用することになるでしょう。
さらに、人間の場合は、辞めてしまうなどの心配もありますがロボットの場合はそんな心配もしなくてもいいので、安定した収益を見込めるようになるのです。
○ロボットでお客もお得になる!?
ロボットが店員になると企業が得をするだけでなく、商品の値段も低下することになります。
私たちはスーパーで商品を購入することがありますが、スーパーは多くの従業員を雇っているので、その分商品に人件費が上乗せされています。
だから、ロボットを雇うことによって人件費が減少すれば、その分商品の値段も下がることになります。
ロボットがサービス業に進出し始めると、良い商品が低価格で提供されるようになり、家計を助けてくれる可能性もあるのです。
○効率化ができミスが減少する
人間は必ずといっていいほどミスをしますが、ロボットはプログラム通りに動くことになりますので、人間とは違いミスをする可能性がとても低いのです。
従業員がミスをすると企業も困りますが、顧客にも迷惑をかけてしまうことになります。
また、ミスがなくスムーズに仕事が行えるロボットは、人間以上の成果を出してくれることもあり生活がもっと便利になっていくことでしょう。
バーコードを通さずに、レジに入るだけで、値段が表示されるなんて時代も来るかもしれませんね。
実際、ICタグをつけて素早く会計できるシステムもあり、レジが無くなる時代がやってくる可能性もあるのです。
しかし、ロボットがサービス業に参入することは、良いことだらけではないのです。
☆ロボット参入の問題点
○企業の雇用の減少
企業がロボット1台を雇うということは、1人の雇用が減るということになります。
だから、日本の企業が100万台のロボットを雇うと100万人の雇用が必要無くなるということであり、サービス業への就職がより厳しくなる時代がやってくるかもしれません。
また、学生時代のアルバイトといえば、サービス業が一般的ですが、ロボットによりアルバイトの雇用が減少することになり、学生の労働環境が悪化するかもしれません。
これはパート労働にも関係があることで、ロボットが参入すればアルバイトやパートがなくなる時代がくるかもしれません。
ロボットはサービス業以外にも進出する可能性はありますので、ロボットによりどんな仕事も雇用が減少する可能性があるのです。
しかし、サービス業の雇用は縮小するかもしれませんが、他の労働力が必要になるともいわれており、IT業やロボット技術、創作業などの労働力は必要になるので、相対的には雇用数が変わらない可能性もあります。
どうなるかは、実際にロボット社会がくるまでわからないのですね。
○感情のないことは問題?!
ロボットには、基本、感情がないので、いくら感情をプログラミングしても、やはり人間よりも感情が乏しいのでサービス業には向かないと思う人が多いかもしれません。
しかし、現在では人間の感情や読み取るようなロボットが誕生しており、感情があるように見えるロボットがどんどん開発されています。
また、人間は感情があるからこその問題もあり、ロボットは感情的になることはなく常に対応は笑顔で絶対に怒ってお客を殴るようなことはありません。
そして、ロボットの感情はプログラムで作られる物なので、接客業に特化した感情をうえつけられることで人間以上に対応ができるかもしれません。
ロボットが社会に進出すれば、生活が低下する人もいると思いますが、ロボットを上手く利用することで多くの人の生活が向上するということなのですね。