プールで泳ぐのと海で泳ぐのは違いがある!?プールで泳げても海で溺れてしまうこともあります!
夏になると海に行って泳ぎたくなると人が多いと思います、私も夏には海に行って泳ぎたいです。
海で泳ぐ前に、プールで泳げるようになっておけば、海で泳ぐ時もある程度、安心して泳ぐことができますが、海とプールを全く同じとおもってはいけません。
海には、プールとは違い危険性がありますので、海の危険性について再認識しておきましょう。
〇水の中は体温が早く奪われます!
気温が25度であれば、少し熱く感じるか、涼しく感じる温度ですが、同じ25度で合っても水温であれば寒く感じるでしょう。
これは、空気と水では熱の伝導率に違いがあり、水は空気の約25倍の熱伝導率があり、急速に体温が奪われてしまうためです。
一般的に25度の水温はアスリートが水泳を行う時の温度なので、普通に泳いでいては、寒さを感じる温度です。
夏の海水は日によっても温度に違いがありますが、気温よりも温度が低く、海水に浸かっていれば、急速に体温が奪われます。
体温が奪われると、体を温めるために発熱する必要があるので、海水浴をすると、気付かない間に、体力が奪われ疲れてしまいします。
しかし、海にいると楽しいので、疲労に気づきにくく、足がつって溺れてしまい、死んでしまう人もいます。
海は楽しい場所ではありますが、水に浸かっていると疲れやすいので、定期的に休憩を取って疲れていないか確認しておきましょう。
疲れを感じるようであれば、海に入るのは止めておいた良いでしょう、油断が海で溺れる原因となります。
また、お酒を飲んで海水浴や、睡眠不足での海水浴は危険性が増しので、止めましょう!
〇波で泳ぎやすさが全く変わります
海とプールとの違いで最も大きいのは、波ではないでしょうか?
プールでは波がありませんので、非常に泳ぎやすく、自分の思った方向に進むことができます
が、海では波の影響を受けて思うように進めないこともあります。
プールである程度、泳げるようになっていてとしても、波に流されて溺れてしまうこともありますので、少し泳げるようになっていたとしても安心してはいけません。
油断することによって、波に流されて死亡してしまう事があるのです。
私は、幼児の時から水泳を行っており、それなりに泳げるのですが、波の流れが強さによっては流されます。
また、普通の海水浴場でも、オリンピックの水泳に出場しているアスリートが逆らえずに数十mも流されるぐらいの早い波が発生することがあります。
海は波があるので、プールとは全く違います、それだけ危険性があることをしっかり理解しましょう。
ちなみに、波は沖や岸に向かって流れるので、強烈な波で沖に流され始めた時は、逆らうのではなく、横に泳ぎましょう。
横に泳ぐことで、波の流れから外れて、そのまま波に流されることなく、岸にかえることができることが多いです。
〇何かあった時には仰向けで浮きましょう
海はプールとは違い波に流されることや、足がつって動けなってしまうこともあります。
そんな、海の中での緊急事態が発生してしまった時には、焦らずに対処することが大切になります。
人間には、肺という浮袋があるため、肺をうまく利用することで、何もしなくてもその場で浮いておくことができます。
水の中で浮いて、呼吸するのは非常に簡単なことで、仰向けになり力を抜くだけで、呼吸ができて海を漂うことができます。
流されたことや、つったことに焦って垂直になったり、うつ伏せになったりすることで、呼吸ができずに溺死してしまうのです。
仰向けで浮く事が出来れば、体力の消費を抑えながら、安全に救援を待つことができますので、仰向けで陸地に向かって手をふり救援を待ちましょう。
また、仰向けで浮く事が出来れば、足を動かして少しずつでも進めば、助かることもできます。
仰向けで浮くのは一度、覚えてしまえば非常に楽な姿勢なので、海水浴を行う時には練習しておきましょう。
もちろん、練習せずにいきなり行うのは難しく、パニック状態では、一度もやったことがないことを思い出せません。
危険な状態にならないことが大切ですが、危険な状態になった時のために、浮き方を練習しておいてくださいね。
海とプールは違いので、泳げるからと安心せず、しっかり注意して海水浴を楽しみましょう。