食料品に書かれているカロリーとは一体なんなのか?世界的に見ればジュールの方が一般的!?
食品に良く表示されているカロリーは、熱量の単位であり、どのぐらいのエネルギーを得られるかを表しています。
食料品に使用される場合には、カロリーでは単位が小さすぎるので、キロカロリー(kcal)が使用され、キロカロリーは、カロリーの1000倍になります。
カロリーは、私たちの生活と非常に関わりが深いですが、一体どういう物なのでしょうか?
カロリーについて考えてみましょう!
○栄養とカロリー量について考えよう!
栄養素の中で、カロリーがある物は、炭水化物、タンパク質、脂質の3つになり、ビタミンやミネラルはカロリーがありません。
そのため、ミネラルやビタミンをいくらとっても太ることはありません。
しかし、ビタミンやミネラルは生きていく上で非常に大切なものなので、減少するとさまざまな病気になる可能性があります。
カロリーがある炭水化物、タンパク質、脂質は1gに含まれるカロリーが決まっており、炭水化物、タンパク質は1gあたり4kcalで、脂質は1gあたり9kcalのカロリーになります。
脂質のカロリーは、炭水化物やタンパク質に比べて高いため、太る原因になるといわれ嫌がれることも多いです。
ただし、炭水化物は非常に吸収しやすく、余った分は脂肪として蓄えられるので、炭水化物も太る原因になります。
最も太らないと考えられているのがタンパク質で、タンパク質は体を構成するために使用されるため、脂肪として蓄積される量は少ないと考えられています。
タンパク質は運動すれば、筋肉の元になるものと考えられます。
○人間が一日に摂取すると良いとされるカロリー
私たちが1日に摂取すると良いとされるカロリーは1800kcal~2000kcalとされており、この範囲に収まるように、ご飯とお菓子を食べると良いとされています。
男性の方がやや消費カロリーが高いため、多く食べるようになりますが、個人差がありますので、あまり食べない男性もいます。
1800kcal~2000kcalは、あくまで目安であり、必ずこの範囲にする必要性はなく状況によっては3000kcalを超える人もいます。
私たちの運動量は、人によって違いがあり、1日に2000kcalしか消費しない人もいれば、3000kcal消費する人もいます。
3000kcalを消費する人が2000kcalの食事だとエネルギー不足になることもあるので、消費エネルギーによって変動し、タンパク質はエネルギーにならない場合もありますので、タンパク質が中心なら少し超えても問題ありません。
お腹周りの脂肪が気になる人は、消費カロリーに対して、摂取カロリーが上回っているのでカロリーを制限した方が良いでしょう。
また、カロリーの制限をしたくない人は、運動をして消費カロリーを増やすことで調整できます。
体の様子をみて、摂取するカロリーを決めるようにしましょう。
○世界的に見ればカロリーよりもジュールが基本!
日本では、カロリーが一般的に使用されていますが、世界的に見ればカロリーではなくj(ジュール)を使用するのが一般的で、海外の食品になるとジュールで表記されている場合が多くあります。
日本ではジュールを聞くことが少ないですが、海外では日本とは逆にカロリーという言葉を聞きなれない人が多いです。
日本人の場合はジュール表記では意味がわかりませんので、カロリー表記に治すことをおすすめします。
1カロリー=4.184ジュールとなっており、表記されているジュールを4.184で割ればカロリーを出すことができます。
ジュールもキロの単位がつくので、そのまま使用することができます。
例えば、1000kjの食品なら239kcalの食品ということになりますが、面倒なので、端数を切り捨てて4でそのまま割っても良いでしょう。
4で割ると250kcalになりますが、大幅な誤差ではなく、頻繁に使うこともないので問題ないでしょう。
ちなみに、カロリーからジュールに治す場合は、4倍すれば良いでしょう。
国際的にはジュールの方が推奨されています。
○カロリー表記を気にして生活を良くしましょう!
カロリーは一日にどれほど、エネルギーを摂取したかわかる指標になります。
ダイエットや筋トレ、運動などにも関係があるものなので、食品のカロリーを見て生活に生かしてみてはどうでしょうか?
カロリーの知識を見つけて、生活を向上させましょう!