パソコンの容量のバイトなって何?バイトが上がるほど多くのデータを入れることができますよ!
現在、パソコンの大容量化が進み、1TB(テラバイト)のHDD(ハードディスクドライブ)を見かけることも増えてきました。
バイトという言葉を良く耳にしますが、どれほどの容量なのか良くわからない人も多いと思います。
必要ないかもしれませんが、パソコンのことを詳しくなるためにバイトについて学んでみてはどうでしょうか?
○パソコンの内部の数字は2進法である!
バイトのことを学ぶ前に覚えておいた方が良い事は、パソコンの内部は「0」と「1」の数字で動いており、普通の社会で良く使用される10個の数字を使用する10進法ではなく2進法を使用しているということになります。
ただし、「0」と「1」の数字を見せられても私たちには読むことができませんので、プログラムなどによって変換して文字や数字、グラフなどに見せているのです。
また、2進法を10進法に変更することはでき、桁が上がるほど倍の数を表すことができます。
まず2進法の2ケタなら「00」「01」「10」「11」のように4つの数字を表すことができ10進法に直すなら、0~3までの4個の数字を表すことができています。
これが3桁なら「000」「001」「010」~「111」まで、8つで10進法なら0~7までの8個の数字を表すことができることになり、4桁なら16個、5桁なら32個のように増えて行きます。
このように内部的には「0」と「1」という数字だけで表し、桁が増えるほど多くの情報があることになります。
2進法をある程度理解している方がバイトの関係がわかりやすくなるでしょう。
○1バイトの中は8個の数字でできている
1バイトは8ビットであると良くいわれますが、これは1バイト中に8桁まであることを表らしています。
また、先ほども説明した通りパソコンの内部は「0」と「1」の数字しか存在していないので、8桁といっても表せるのは10進法に直して0~255の256の数字ということになります。
つまり、バイトは0~255まで表せる能力を持ったデータであり、2バイトは0~255までを2つ持っているデータといえます。
現在では1バイト=8ビットですが、1バイトが6ビットや7ビットであるパソコンもあったようです。
データ容量として1バイトや2バイト程度では非常にデータ量が小さいですが、容量が大きくなるほど多くの情報を詰めることができるようになります。
そして、現在ではGB(ギガバイト)が主流でTBに移り変わりつつある状況になります。
○データ容量の読み方を知りましょう!
最小の単位がB(バイト)で、その上の単位KB(キロバイト)であり、MB(メガバイト)、GM(ギガバイト)、TB(テラバイト)、PB(ペタバイト)、EB(エクサバイト)というふうに増えて行きます。
1000B=1KB、1000KB=1MBのように1000になると桁上がりするとするのが一般的になります。
しかし、パソコンの内部は2進数になりますので1000で桁上がりというのは、切りが悪く2の10乗バイトが1KBであるとされることもあります。
この場合は1024B=1KB、1024KB=1MGと1024で桁上がりすることになります。
小さい数字ならそこまで問題ありませんが、1TB=1,099,511,627,776Bとなり、1000で桁上がりする場合の1TBの約1.1倍の容量の容量になります。
非常にわかりにくく紛らわしいので、1024で桁上がりするものはKiB(キビバイト)、MiB(メビバイト)GiB(ギビバイト)TiB(テビバイト)とiをいれて表すのが一般的となっています。
最小の単位のバイトに関しては数字が同じになり紛らわしくないので、iBと書かれることはありません。
○人間の脳はすごいですよ!
人間の脳は、非常に多くのデータを蓄積することができ、その容量は1PBに相当するといわれています。
少ないと思う人もいれば、多いと思う人もいるかもしれませんが、これだけの容量が入るのですから、頑張れば大抵のことを記憶することができるはずです。
人間の脳は、スパーコンピュータ並みの記憶力を持っているすごい器官であることを覚えておきましょう。