「パチィ」と痛い静電気は誰もが嫌ですよね。そんな静電気を発生させないようにする裏技!?
冬に人と握手をすると静電気がおきて痛い思いをしたことがあるのではないでしょうか?
金属を触る時や人と握手をした時に静電気がおきるということがありますが、静電気は起きる前から体に蓄積されている物なので、痛いのは静電気を放電するときであり、実際は「放電した!」の方が正しい言い方になります。
静電気は、摩擦などによって発生する電気で雷も雲の中で発生した静電気が放電されたものであり、握手して起きる静電気と雷は規模の違いこそありますが、ほぼ同じものです。
ちなみに、私たちの体には貯められる帯電量には制限があるので、痛い程度の静電気しかおこせません。
☆静電気がおきるのは誰が悪いの?
○金属を触って痛いのは自分が悪い
ドアノブを触り静電気が流れた時にドアノブに八つ当たりしたことはないでしょうか?
私がドアノブに八つ当たりしたことはありませんが、私の前に立っていた人がドアノブを触った時に静電気におきたようでドアノブを叩いていました。
金属を触った時に起きる静電気は、痛くてどうしても金属が悪いように感じてしまいますが、静電気をおこしているのは金属ではなく自分であり、責任は自分にあります。
なぜ、金属が悪くないのかというと静電気は金属が放電しているのではなく私たちから金属に放電されているからです。
金属は他の物質よりも電気が流れやすい性質があり、電気が蓄積されてやすくなっています。そして、私たちの体は金属よりも電気が蓄積しにくくなっており、金属に電気を送ることはあっても金属から電気を渡してくることは基本的にありません。
つまり、電気をためていたのは私たちであり、金属は悪くありません。
○人間同士の場合はどちらかが悪い
静電気は放電現象であり、放電される側と放電する側に分かれます。
人間と握手して静電気が流れる時は相互的に電気を送っていることはなく、どちらか一方が静電気を送っていることになります。
静電気が良く起こる人という人は自分から静電気が他人に送っている可能性が高く静電気が起きるのは電気をためている自分が悪いのです。
そして、静電気を受けてしまう人は相手が電気を貯めて握手してきているので、避けようがありません。
ちなみに人間同士では電気の多い方から少ない方に流れるので、同じぐらい電気をためておけば、放電される量であっても放電しません。
しかし、他の人に放電したり、金属に放電してしまうことになりますので、耐電しておくのはお勧めしません。
☆静電気を発生させないためには
○服は綿がおすすめです。
ポリエステルやアクリルといった化学繊維が使われた服が多く発売されていますが、化学繊維が使用された服は摩擦が起きやすく、静電気を発生させやすいことがわかっています。
そのため、冬に静電気を発生させたくない時は服を綿から選ぶと良いといわれています。
また、静電気は摩擦によって起きるもので相性があり、素材の合わせ方によって静電気発生しやすくなります。
静電気を発生させやすいポリエステルでも下着も服もすべてポリエステルなら、発生しにくいといわれています。
○木に触れば徐々に放電されます
木は触れることにより静電気をとってくれる力があり、木の扉に5秒ほど触れてから金属性のドアノブに触れると静電気が発生しません。
コンクリート製の壁なら良いのですが、金属製の壁は静電気がおきて痛いので他人と握手するために放電をしておくなら金属製でも有効ですが、痛い思いをしたくない時には金属性はおすすめしません。
また、静電気対策キーホルダーや静電気対策スプレーを使用して静電気を除去することもできますので、心配な人は静電気対策グッズを購入しても良いでしょう。
静電気対策グッズの方が効果がありますが、木やコンクリート壁に触るのでも十分な効果があります。
○手袋を使用して握手する
静電気をどうしても受けたくない人は人と握手する時に冷え性だからといって手袋をつけた上で握手しましょう。
そうすることで、冷たい手を触らせない心づかいに見られつつ、直接触れ合うことが無くなり静電気が受けにくくなります。
ちなみに皮手袋をするのがおすすめで、完全に予防するなら絶縁体のゴム手袋を使用すると良いでしょう。
静電気の発生原因をしって静電気を予防しましょう。