臭いけど使える塗り薬「紫雲膏」！紫雲膏の特性を知って有効活用し生活を向上させよう！
紫雲膏と呼ばれる赤紫色の塗り薬があるのを知っているだろうか？
見たことがない人が見ると独特と色合いから、体に悪そうに感じるかもしれませんが、漢方薬の塗り薬として使用されています。
また、紫雲膏を直接嗅ぐと臭いと感じると思うでしょうが、腐っているわけではないので、安心して使用できる薬です。
私も使用したことがありますが、慣れれば臭いは気にならないので問題ありませんし、塗った場所が常に臭いわけではないので、日常生活でも使用できます。
○紫雲膏はみんな大好き天然の薬！
紫雲膏は、漢方薬の一つでもあり、紫雲膏に使用されているものは天然の成分になります。皆さんも天然成分が好きではないでしょうか？
自然界には、触ってかぶれる草があったり、毒草もあったりするので、天然の薬が絶対に安全であると勘違いすることはよくないですが、紫雲膏は、天然成分の比較的副作用の少ない薬ではあります。
ただ、天然の薬と聞くとなぜが、安心感が出てくる人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、一般的に使用される薬は、天然成分の薬効のみを抽出したものも多く、漢方薬と効果と成分は同じであることもあります。
漢方薬は、薬効以外の成分が入っているため、逆にアレルギーが出てしまうこともあることもあるので注意していただきたいです。
一方を毛嫌いするのではなく、どちらも、一長一短があると思っておきましょう。
○紫雲膏が臭いのは配合している物質によるもの？
紫雲膏の色が赤紫色は、紫雲膏に含まれる紫根（シコン）によるもので、名前の一部にもなっています。
元々、紫根は、ムラサキという植物由来のものでしたが、ムラサキが減少したので、同属異種であるセイヨウムラサキが使われるケースが増えています。
ムラサキであっても、セイヨウムラサキであっても私たちにはそれほど影響はないと考えられています。
そして、紫雲膏が臭い原因は、豚脂（トンシ）が原因になります。
名前から、察することができると思いますが、豚の脂で、独特な臭いがして直接嗅ぐと臭いですが、何度も使っていると慣れるでしょう。
私は、1週間ぐらいは臭いと思っていましたが、独特な臭いは感じるが、臭いと感じることは無くなりました。
その他には、当帰、ごま油、蜜ロウなどが配合され、天然成分が配合された薬になります。
服に色がつきやすいので、白などの色がつきやすい服を着ている時は、使用に注意しておくことをお勧めします。
お気に入りの服などを着る時は、肌着などをきて紫雲膏が直接当たらないようにすると良いでしょう。
○紫雲膏は何に使うのか？
紫雲膏は、肌に異常がある時に使用する塗り薬であり、何かあった時のために家においておくと、使い勝手が良いでしょう。
効果があるとされるのは、かぶれ、火傷、ただれ、ひびわれ、擦り傷、アトピー、虫刺されなど皮膚症状であれば、ほとんど使用することができるといわれています。
つまり、皮膚トラブルがあった時には、紫雲膏を塗っておくと良いことになります。
ちなみに、紫根は痔の薬にも使われるので、痔の時も使えます。
さらに、紫雲膏は殺菌作用があるため、皮膚の細菌の発生を抑制する効果があり、皮膚トラブルに有効とされています。
そのため、脇に塗っておけば、常在菌の活動を抑えて、ワキガの発生を抑制する効果まであるとされます。
紫雲膏は臭いのに、脇の臭さを抑えるという、なんとも変わった性質を持っている塗り薬なのです。
ただし、汗で流されて臭いが出ることもあるので、過信は禁物です。
このような特徴がから、皮膚トラブルに何でも使えるというイメージがありますが、稀に皮膚に合わないという人もいるので、異常を感じた時はすぐにやめてください。
皮膚に異常を感じた場合には、すぐに皮膚科を受診して、診察してもらうことが重要になるでしょう。
紫雲膏を試したことがないという人は、一度試してみてはどうでしょうか？
○症状が酷い場合は紫雲膏では治せないかも？！
紫雲膏は、皮膚病の万能薬として知られていますが、深刻な擦り傷、深刻な火傷なの場合は、専門家に診てもらった方が良く、紫雲膏で対処できずに、悪化してしまうことがあります。
万能薬というイメージがあるかもしれませんが、使い方には十分に注意してください。
状況をよく見て、紫雲膏を使用することが大切になるってことですね。
紫雲膏は、とても使い勝手良い薬ですので、一家に一つおいてみてはどうでしょうか？
紫雲膏を置くことで、すぐに皮膚トラブルを解決できて、生活が向上するかもしれませんよ！