生活工場Baqn

生活向上・節約をテーマに様々な情報や生き抜くための知恵を独自の見解で好き勝手に提供するサイト!

*

遺伝子を組み替えることによって強い植物ができる!?遺伝子組み換え食物は食べても大丈夫なの?

   

遺伝子組み換え食品
遺伝子組み換え食品という言葉を聞くことがあると思いますが、遺伝子組み換えとは一体何なのかわかっていない人も多いと思います。

遺伝子組み換えは、生物に存在するDNAを切り取って、他の生物のDNAを入れることをいい、DNAをいろいろと付け替えて新しい性質を持った植物(動物の場合もあり)を誕生させるのが目的になります。

遺伝子組み換えを行うことで、私たちが望んだ性質を持った生き物を誕生させることが可能なのです。

 

○遺伝子組み換えによって強くなる食品

遺伝子組み換えが行われる目的は、その植物が持っていなかった性質を与えて、よりよい物にするために行われます。

植物では、害虫に強くなる性質や糖度が高くなる性質、多く実る性質などを与えるために遺伝子の組み換えがされます。

遺伝子組み換えが行われた植物は、生産が向上し扱いやすくなり、今までにない強い植物を作ることが可能です。

 

また、植物の中には暑い地域で育つものと寒い地域で育つものがありますが、遺伝子組み換えを行えば、今までは寒い地域でないと育たなかった植物を暑い地域でも育つようにさせることもできます。

これによって、植物の栽培が広範囲で行うことができるようになります。

このように、遺伝子組み換えは、植物や動物に人間が望む耐性を与えることが可能となっています

 

○遺伝子組み換えはどこまでできるのか?

従来は近い植物の交配によって良い食物を作るしかなく、同じ種類の植物からしか性質を受け取れませんでした。

しかし、遺伝子組み換えの場合は、人為的に遺伝子を組み替える物なので、どんなに遺伝的に離れている植物でも組み替えることができ、害虫に強い雑草のDNAをリンゴに組み替えることも可能なのです。

 

さらに、動物と植物で遺伝子を組み替えることも可能なので、人間の遺伝子をトマトに与えることも理論上は可能となっています。

実際、サソリのDNAをキャベツのDNAと組み替えて毒キャベツを作ることに成功しています。

このように、遺伝子組み換えは非常に応用が利く技術となっているのです。

ちなみに、毒キャベツは、害虫駆除目的に開発されたものになります。

 

○遺伝子組み換えの危険性

遺伝子組み換えは、植物を強くするために行われますが、良い影響だけが植物に送られるとは限りません。

遺伝子組み換えによって、害虫に強くなった植物を人間が食べるとガンが発症するなどの悪影響がある可能性もあります。

新しく誕生した植物ですから、どのような影響を人間に与えるかはわかりません。

 

また、他の植物の遺伝子が入ることによって、今までアレルギー反応が無かった食べ物でもアレルギー反応を起こすことも考えられます。

安全な遺伝子しか組み換えていないといわれていますが、もしかすると何らかの病気を発症する可能性が上がるかもしれません。

 

○逆に安全性が高くなるという話もある?!

遺伝子組み換えが行われると、病原菌や除草剤などに強くなり毒物を寄せ付けない体になるとされています。

病気になっている食品と病気なっていない食品のどちらの安全性が高いかというと、どう考えても病気になっていない食品になります。

 

遺伝子組み換え食品は、病気になることが少ないことにより、私たちに害を与える可能性がある病気の付着が少なく、既存の食品よりも遺伝子組み換え食品の方が健康面に優れているという話もあります。

実際、遺伝子組み換えによってカビが付着しにくくなることがわかっていますので、健康面を考えてあえて遺伝子組み換えの食品を選ぶ人もいるようです。

ただし、商品によってはカビではなく、生産性を上昇のために遺伝子組み換えを行っている場合もあり、どれがカビや病気対策を行っている商品か判断するのは難しいです。

 

○動物の餌として使用されればわからずに体に侵入するかも?!

日本では遺伝子組み換えを行った大豆を使用する際は、表示する義務がありますが、鳥や豚などの餌として遺伝子組み換えを行った大豆をあげても、鳥や豚が遺伝子組み換えを行ったことにはなりません。

つまり、家畜の餌として使用された遺伝子組み換え食品には、表示の義務がないことになります。

なので、間接的に遺伝子組み換え食品を摂取している可能性があるといわれています。

また、消費者の私たちでは、遺伝子組み換えが行われた餌を食べている動物を見極めることはできないため、間接的に入ってきた遺伝子組み換え食品はどうにもできません。

 

遺伝子組み換え食品が、必ずしも危険だということではありませんので、気にしすぎるのも良くないでしょう。

 - 生活向上