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日照権で知っておきたい事!家の日当たりが悪くなったら賠償金を請求することはできる?!

   

自分の家の隣に高層ビルが建設されてしまい、日当たりが悪くなって困る、そんな建物の日の当たりを確保する権利を日照権と言います。

日照権という名前は、聞いたことがあるという人も多くいるのではないでしょうか?

もし、家に周りに高層ビルや、隣家が建設されて、自宅の日当たりが悪くなったら損害賠償を請求することはできるのでしょうか、日照権を知りましょう!

 

〇日照権は法律で決まっているわけではない!?

高層ビルが建築される際に、問題となる事が多い日照権ですが、実は法律や条文によって定められている権利ではありません。

しかし、日照権は裁判で争われることもあり、賠償などになった判例も多くあるため、保護されるべき権利として、知られるようになったのです。

ただ、日照権は法律として決まっているわけではありませんので、どこからが日照権の侵害になるかは難しい所なのです。

 

家の近くに高層ビルが建設されて日当たりが悪くなったとしても、高層ビルが建築基準法を守っており、最低限の日影が確保できていると判断された場合には、日当たりが悪くなったとしても、賠償金を払ってもらえないのです。

また、建築基準法に遵守して作られたビルであったとしても、日照権に問題があると判断された場合には、賠償金を支払う必要性があります。

 

日照権が問題になるのは、建築基準法、土地、どのぐらい日当たりが阻害されているか決まります。

隣に建物が建って、日当たりが悪くなったとしても、必ずしも日照権の侵害が認められるわけではありません。

 

〇日当たりが悪くなったら賠償金を払ってもらえるの?

隣に家やビルが建設されて日当たりが悪くなると、日照権の侵害で訴えたくなるかもしれませんが、建設されたビルや家が、建築基準法を守っている場合には、損害賠償の請求が認められない場合の方が多いようです。

家の近くに家が建って、日当たりが悪くなるのは当たり前の事であるため、多少の日当たりが悪くなったとしても、日照権の侵害には該当しない場合が多いです。

状況によって変化しますので、日照権の侵害になるのか、判断するのは難しい所です。

 

また、住んでいる土地の状況によっても、賠償金の払ってもらいやすさに違いがあり、商業地などのビルの建設が予想される土地であれば、日照権を問題にするのは難しいです。

どちらかというと、住宅地の方が、日照権が損害賠償を請求しやすいと言われています。

日当たりが悪くなって、訴えて勝てるかどうかわかりませんが、建設前であれば交渉する可能です。

隣に建物が建って日当たりが悪くなるから、できるだけ配慮してほしいという人は、ビルの管理者に交渉するか、弁護士などに相談してみましょう。

 

〇太陽光発電で日照権の重要性が高まっている!

最近では、太陽光パネルを設置して自宅で発電を始める人も増えてきていますよね。

太陽光発電では、太陽光パネルに日光が当たる事が重要であり、日陰が多くなってしまうと、発電力が低下してしまいます。

太陽光パネルを設置した民家の隣に、大きなビルが建設されて太陽のあたりが悪くなってしまうと、発電量が下がってしまい電気代が高くなってしまうなどの損害が発生してしまうことになります。

 

太陽光発電を行っている家の場合は、普通の民家と違い、日当たりが悪くなると、目に見える形で損害が起きてしまいますので、日照権の侵害を請求しやすくなるのです。

ただ、太陽子パネルを設置していると、損害賠償が請求しやすくなるだけで、必ず請求できるというわけではありません。

また、日照権で賠償金を請求するには、相手を訴えて勝たなくてはいけません、かなり日当たりが悪くならないと難しいかもしれませんね。

 

日当たりが気になる人は、弁護士に相談してみると良いでしょう!

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